グッドデザインカンパニーはグッドカンパニーだった。
クリエイションギャラリーG8で、good design companyの設立20周年として、20年間の活動の軌跡を一望する展示が開催されていたので行ってきました。
good design company 1998-2018
圧倒される量のデザイン対象物
g8自体は大きな展示スペースではないのですが、それでも「こんなにデザイン対象物があるのか!」と圧倒される量の製作品であふれていました。
さすが20年。わたしはこの黒木本店の一連のブランディングが好きでした。紋で「木」を表す長方体が安定や力強さ、ひいては伝統を表しているところ(下の写真の右下ののれん)がグッときました。いい。
そのほかにも相鉄線への並々ならぬパッションや、コルビジエのポスターで印刷インクの重なりで建築物の内面と外面の違いを表現したり、一発どりでCGとしか思えない表現をしたり、ラーメンズの告知ポスターに毎回思いもよらない趣向をこらしたりと盛りだくさんでした。語彙を失った言葉で表現するのだけれどもただ すごいなぁとおもいました。まる
また、ラーメンズ小林賢太郎さんと宇多田ヒカルさんが全く別の案件で同じことを言っているのにも驚かされました。一流の人は考えることが似るんだな。
こうやって「ヒキ」で展覧会をみているとgood design companyのグッドなデザインを鑑賞できるわけなのですが、ある時点から展示物に添えられている小さな紙を追いかけ始めます。最初はキャプションかな?と思う程度でした。
添え書きこそgood design companyの歴史
小さな紙には、デザインの説明や裏話などがかかれているのですが、ところどころで水野さんの言葉をメンバーが綴っています。【水野の言葉】を発見するたびに、水野さんがいかにメンバーに自分のメッセージを浸透させているのかが伝わってきました。ああ、これこそが20年つづくデザインカンパニーの歴史なのだなぁと。それからはデザイン物よりも小さな紙を夢中で読みました。意図的にすごく低いところにおいてあったりしてしゃがんだり膝をついたりしながら。
グッドデザインカンパニーはグッドカンパニー
会社が続いていく理由はほかにもたくさんあるでしょうが、組織が続いて行く理由も伝わってきました。
この辺りが、すごくそれらを感じさせます。
どの文脈で語られるかにもよりますが、水野さんの本質をついた言葉をもしも自分がかけられらと仮定するとありがたみと共に身につまされるような気分になって厳しそうだなと感じましたが、ほんとうにすごくスタッフのことを思っているということも同時に伝わってきます。今の時代では忌み嫌われる社員旅行もちょこちょこ行われているようですし。
一部分しかみていないのに偉そうなことを言いましたが、good design compayはグッドなカンパニーなのであろうなと思いました。残りの小さな紙は自分の目で確かめてみてください!
この18日までです!
※会場アンケートに答えると缶バッチもらえるらしいよ!