猫とする由縁
これから話を書くときは自分のことを
一匹の人間に化ける猫だと思って書く。
文句は一切聞かぬ。
とにかく読む方はそれで受け入れてほしい。
どうぞ宜しく。
これにはいくつか由縁がある。
第一に、とにかく周りの人間から「猫みたい」と呼ばれるからである。
「どこが?」と可愛げのひとかけもなく聞く。
「なんか、ふわふわしてるとこ」
「マイペースだけど自分の意思を持ってるとこ」
「なんか、雰囲気かなぁ」
と様々それらしい決め手があって言ってるらしい。
第二に、私自身が猫好きで、幼き時より猫関連のグッズをたくさん集めてきたからだ。
特に黒猫が好きだ。それでもって長毛種。
あの黒き獣はその闇のなかから大抵は金色の瞳を輝かせて、ジッと物事を見ている。一つのことでも何か吟味しているようなあの雰囲気が好きだ。また、フサフサとしっぽをふりつつ堂々たるあの姿。
「吾輩は猫である」とはよく言ったもんだ。
夏目漱石よ、さすがです。ありがとう。
「人間はこうしたら、喜ぶであろう?」
と己が可愛さを存分にアピールしてるとこも、その性格の捻くれも好きだ。
まぁ、あれだ。
好きなものに熱中すると自分もどことなく同化してくるということだろう。
多分ね。
まぁ、そんなことで「猫好きの子が何か書いてる。」ぐらいでよんでもらえればそれでよし。
のんびり気の向く時に書きすさぶつもりだから、
「猫」とするのは尚向いているのではないだろうか。
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