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アガベ発根管理で1番注意すること


こんにちは、今回はアガベの発根管理において
失敗しないように気をつけていることと
また、なるべく早くに発根させる
コツをお伝えします

💡アガベの発根管理においては、根元のカビ、
虫の発生、腐りに細心の注意を図ること❗️

与える水分量の事より『土や株の清潔を保つこと』
を意識した管理をしていく方が、
失敗を回避できると考えています。

☝️アガベは根がない状態でも数ヶ月枯れずに生きる
ことが出来ますので今現在根が生えてない株があるよと言う方安心してください。

今回の記事がオススメの方は、

》未発根(根がまだ生えてない)アガベを
自信をもって購入したい方

》発根上手になりたい方

》アガベ初心者の方

です。


発根管理とは

根がない裸の植物を発根させる作業のことです。

アガベはもともとアメリカやメキシコに自生
している植物です。また近年では台湾🇹🇼やタイ🇹🇭
インドネシア🇮🇩でも主にアメリカ🇺🇸から輸入した
ものを盛んに栽培、繁殖して輸出しています。

🇹🇼産アガベ。姫嚴龍

もし、アガベを海外から日本に輸入するとなると(アガベに限らずその他の植物に対しても)
検疫(病害虫を日本に持ち込まないための検査)
を受ける必要があります。

日本の検疫のチェックはとてもしっかりしていて
厳しいと聞いたこともあります。
検疫に引っかかると廃棄処分されて
しまうとのこと😨

検疫を安全にパスするために、
アガベは現地でキレイに洗われ、
土が付いている根は切り落とされ、
日本に運ばれてきますので、

手元に届いたらまずは根を生やすための
作業からはじめます!



ベアルート株とは、

🇹🇭産アガベ。左からバナナピール、夕映、BB

『抜き苗』と呼ばれる事も多いです。
上記でふれた輸入され、根がまだない裸の
植物のことをさしています。

※発根された株を鉢から抜いた株も『抜き苗』
と呼ばれているため抜き苗=全てベアルート株
ではないです。
ややこしいですよね💦

ただ、私もベアルートも鉢から抜いた株も全て
抜き苗って呼んでいます。
この辺は、その人それぞれとおもいます。



下処理が1番大事❗️

ベアルート株の場合は、発根作業に入る前の
下処理が非常に大事になってきます



1️⃣ 古い根をカット
よく殺菌したハサミ✂️を使用し既に枯れている根をカットします。カビや虫防止のためです。


2️⃣ 古い葉、痛んだ葉は取り除く
根元まで茶色くシワシワの葉や
ブヨブヨしていて腐りが入ってしまっている
下葉は取り除いてます✂︎

理由としては、葉を取り除いて露出した幹?
の部分からよく根が生えてくるため
発根を促すためと
虫がつきやすくなるので予防のためです


3️⃣殺菌
ベンレート希釈液(1000倍)で50分〜1時間
浸けときます

これがとてもとても大事です!!

中身はとても細かい白い合法の粉です。
とても細かく舞い散りやすいので屋外での開封をお勧めします
また念の為マスクや皮膚が弱い方はゴム手等も必要かもです。

4️⃣ 乾かす
1〜2日かけて、あまり直射日光を浴びない
風通しの良い場所で完全に乾かす!

いざ発根作業❗️

私はほとんど全てを土耕で管理してます。
土耕と同じぐらいメジャーな方法として
水耕といって、発根剤の希釈液につけ置きして
発根を見守るという方法もあります。

水耕についても後に別記事で
紹介させていただきます。

まず🙌

私が土耕を主な発根方法にする理由!

1.水耕よりとにかく簡単
(管理の手間がかからない)

2.水耕に適切な室内環境や道具がなかなか無い

3.発根後の植え込みの必要なく不用意にせっかく
生えた根を痛めずにすむ

4.自然に近い管理を徹底したいから、自然界目線で土耕=自然、水耕=不自然(勝手なpolicyです)


手順1
消毒、乾燥を終えた根に発根促進剤

写真の状態(粉)もしくは少し水に溶かして
ペースト状を塗る
☝️これやるとやらないだと発根のスピード
とても変わる。

ルートンも細かい粉なので、
屋外使用、マスクやゴム手おすすめします🧤

手順2
排水性、保水性が高く
よく乾いた新しい土に植える

乾きが悪い土だとカビや虫がわく原因になります。


上記は蒸れに弱いエボリスピナの発根管理のため
土表面からしっかり水が蒸発しやすいように
気持ち鉢を大きめ(鉢サイズも深すぎない)
にして管理しました。

手順3
発根促進剤の希釈液をあたえる

写真中央ラピッドスタートを水1㍑に対して3㍉㍑
与えています。
とにかく発根が早い!

ラピッドスタートは高価な薬なので、
ホームセンターやネットでも求めやすい
メネデール希釈液(水1㍑に対してキャップ1杯分)
でも大丈夫です。


手順4
気温20度〜で風が入る半日陰で発根を待つ 


扇風機やサキュレーターで風を作るのもありです

※直射日光下では、株の体力を早く奪ってしまう
ことになります。


手順5
表面の土が乾いた頃にまた手順3を行う

アガベの種類や鮮度、サイズにもよりますが早くて3〜4日で発根するものもあります🙂

エボリスピナは比較的のんびり屋で発根も数週間と掛かることありますが、土に植えてから写真の株は4日目です。

写真撮るために鉢から抜きましたが、
せっかくの根のダメージを考えると抜かない方が
絶対良いです💦
気になって抜きたくなりますが我慢です😬


さいごに、


発根管理が手探りのころに
早く発根させたいと思うがあまり

ヒーターマット、LEDライト、たっぷりと水やり
を行うことて『加温』『多湿』『強い光』で
管理してました。

結果、発根管理した全ての株の根元は青カビ
だらけになりましたね😥

それからは、必ず根の下処理、殺菌、換気を徹底し無理な加温、水やりは控えることで
上記の方法に至り、安全に成功させることが出来る様になりました。

この記事が皆さんの発根管理のご参考になれれば
とても嬉しいです🙌

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