日本郵船「氷川丸」をアポラン50mmで仕留めてみた件
山下公園にずっと係留されている日本郵船「氷川丸」
山下公園から眺める景色の中で昔から何一つ変わっていない。
竣工は1930年。シアトル航路用に建造された大型貨客船。
戦時中の3度にわたる触雷にも耐え、今ここに係留している。
もう20年以上もここに氷川丸がいるのを知っていたが、内覧できると知ったのはつい最近だった。
この日は青空が美しかった。
地上階(と呼ぶのかどうか分からないが)は一等客室がずらりと並んでいて、適度な採光もあり比較的明るい雰囲気。さすが一等客室だわ。
この丸窓が船っぽくてグッド。
一部改修工事中だったようで、一等食堂や一等社交室は見ることができなかったのが残念。。。って。。。一等社交室って何やねん!どれだけブルジョアやねん(笑)
屋外デッキ(と呼ぶのかな?)には春めいた光と爽やかな風が入り込んできてとてもいい気分!
さらに外を上がっていくと一番てっぺんに操舵室がある。
「面舵いっぱぁ~い」という船長さんの声が聞こえそう。ここで日本~シアトル間の安全を24時間×数か月の間ずっと見守っていたんやね。
デッキから臨む横浜の海は爽快としか言いようがない。
天気が良くてよかった!
再び船内に戻り地下へ向かうと機関室があった。
4ストローク8気筒ディーゼルエンジン2基。11,000馬力!!!!
ド級の理系で職業エンジニア、メカ好きの自分はここが一番ワクワクしたかも。当時ここは油臭かったんだろうなあ。
薄暗い機関室周り。窓も一切なく、自分がどの辺にいるのかも認識しづらい感じ。このまま船が嵐に巻き込まれて沈没しようが火事になろうが、たぶん何も分からないだろうな。
映画「ポセイドンアドベンチャー」を思い出してしまった(古っ)
そして地上階(と呼ぶのかどうか知らんけど☜しつこい)に戻ると、船のイメージの象徴である丸窓が迎えてくれて「無事生還した」という気分で安心した。
船を降りるとそこは山下公園。冬の寒さもすでに和らぎ、柔らかい春の光が差すとても気持ちのよい日だった。
それではこの辺で
♬♬