児童虐待の黄色信号に気づこう!
厚生労働省では、「児童虐待防止法」が2000年11月に施行されたことから、毎年11月を「児童虐待防止推進月間」と定め、集中的な広報・啓発活動を実施しています。
今回、保育ソーシャルワークを導入している保育園で、「児童虐待の黄色信号に気づこう!」というテーマで研修を行いました。
子どもたちのお昼寝時間を活用して、20分間でお伝えしました(職員全員参加・3交代制)。
虐待を見つけたら行政に連絡しますが、行政に連絡することにドキドキする方もいるとおもいます。そこで、今後の連携をはかるためにも、研修企画段階で担当のケースワーカーさん(行政職員)にもお会いし、実情も聞いてきました。
また、研修内容についても一緒に吟味し、練り上げていきました。
今回の研修では、黄色信号を虐待の兆候と捉え、職員として「なんか、気になる親子」にあたる方々としました。
上記のような具体例は、両親が忙しく追い込まれがちな現代の子育て環境では、わりと頻繁に見かける様子かもしれません。こういう状態がみえたときに職員としてどのタイミングでどのような介入をすればよいか等をお伝えしました。
みなさんならどのように対応しますか?
研修でお伝えしたことを一部ご紹介します。
研修の最後には、なかなかお会いすることがないけけれど、関係機関として繋がっている担当ケースワーカーさん(行政職員)から保育園の職員の方々へのメッセージをお伝えしました。
担当ケースワーカーさん(行政職員)には本研修の一か月後にフォローアップで園にきていただき、顔の見える関係を先生方とつくっていきます。
担当ケースワーカーさんは、子どもたちが保育園に楽しく登園できているということは虐待を防いでいることにも繋がるので、職員の方々には本当に感謝していると熱く語ってくださり、それを伝えるとジーンときている先生もいらっしゃいました。改めて、保育園や幼稚園の存在意義は大きいなと改めて感じる時間でした。
また、黄色信号の世帯は、緊急性はないけれど心配という状況です。保育ソーシャルワーカーが先生方の相談に乗ってサポートしていただいたり、関係機関との繋ぎをしていただけると、行政としてもありがたいということでした。
黄色信号を赤信号にしない、黄色信号世帯を増やさない取り組みは、まさに保育ソーシャルワーカーの役割であり、得意とするところです。
私たち保育ソーシャルワーカーは、先生方の「なんか気になる」を紐解いていきながら、先生方や親子に伴走していきます!
ソーシャルワーク福岡のスタッフは、専門知識や経験、情報を豊富にもっていることから、その方々にあった機関や団体をピックアップして、お繋ぎしています。
今回のように、先生方や地域に向けた講座もオーダーメイドで請け負っています。
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