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【短編小説】10分700円
重い灰色のビニールカーテンをめくって中に入り硬い椅子に座る。
数枚の硬貨を投入口に押し込んでボタンを押すとすぐに始まった。
「やぁ、こんにちは」
男性的な硬質の声が聞こえた。
「どうも」
「使うのは初めてかい?」
「ずいぶんと昔に酔って使った事がある気がするが、覚えてないね」
「そうか」
「どんなものかは知ってるよ」
「ふむ」
「顔が見えない、素性の知れない人間に何かを喋りたいと言う気持ちは今まであまり理解できなかったんだがな」
「人間と言うのはそうやって神に赦しを」
「アンタんところの神には興味が無いんだけどね、少し聞いてくれないか」
「……話してみなさい」
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