【短編小説】東屋以外ぜんぶ水没
東屋に駆け込むと雨が本降りになり、御苑の芝生は煙るほどの雨に飲み込まれていった。
俺たちは全身の雨粒を払いながらその小さな屋根の下にいる先客を盗み見た。
それは数名の女子大生グループで、東屋のベンチには座らずにコンクリートの床へ敷いたビニールシートに車座していた。
サポートして頂けると食費やお風呂代などになって記事になります。特にいい事はありません。
東屋に駆け込むと雨が本降りになり、御苑の芝生は煙るほどの雨に飲み込まれていった。
俺たちは全身の雨粒を払いながらその小さな屋根の下にいる先客を盗み見た。
それは数名の女子大生グループで、東屋のベンチには座らずにコンクリートの床へ敷いたビニールシートに車座していた。
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