【超超短編小説】書いてください
「書いて下さいよ」
自分でも驚くほどの大声で俺はそう言った。
「才能があるんですよね、書いて下さいよ」
自分が加速していく。視野が狭くなる。脳が硬化して顔が強張る。
手の中で奴の書評が音を立てて曲がっていく。出版社の編集者の顔を思い出す。俺を嗤いやがって、全員死ねばいいんだ。
サポートして頂けると食費やお風呂代などになって記事になります。特にいい事はありません。
「書いて下さいよ」
自分でも驚くほどの大声で俺はそう言った。
「才能があるんですよね、書いて下さいよ」
自分が加速していく。視野が狭くなる。脳が硬化して顔が強張る。
手の中で奴の書評が音を立てて曲がっていく。出版社の編集者の顔を思い出す。俺を嗤いやがって、全員死ねばいいんだ。
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