【短編小説】しあわせになりたい
始業式が終わると野球部の野本が来て、ニヤニヤ笑いながら「マイクタイソンが東京ドームで試合をする前に飲んだバファリン」を一万円で売るから買えよ、と言ってきた。
どうせラグビー部の横川あたりに五千円で売りつけられた盗品だろう。
曖昧に笑っていると先生が来て、野本は舌打ちをしながらどこかに行った。先生も心底面倒くさそうな態度だったし、興味も義務感も無さそうだった。
サポートして頂けると食費やお風呂代などになって記事になります。特にいい事はありません。
始業式が終わると野球部の野本が来て、ニヤニヤ笑いながら「マイクタイソンが東京ドームで試合をする前に飲んだバファリン」を一万円で売るから買えよ、と言ってきた。
どうせラグビー部の横川あたりに五千円で売りつけられた盗品だろう。
曖昧に笑っていると先生が来て、野本は舌打ちをしながらどこかに行った。先生も心底面倒くさそうな態度だったし、興味も義務感も無さそうだった。
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