感染症とワクチン後遺症の時代。(山崎まさよしさんのことを心配しながら。)
2020年1月、中国の武漢で謎の肺炎が蔓延して以来、世界は激変してしまった。変化の流れを振り返ってみましょう。2021年アメリカ大統領がトランプからバイデンに替わって、2月14日にファイザー製の新型コロナワクチンが製造販売承認された。日本では同年2月17日から医療従事者等を対象に予防接種法にもとづくワクチン接種が始まった。4月12日から高齢者等への接種が始まって、6月1日から接種対象年齢が「16歳以上」から「12歳以上」に変更された。以来2年を経て、2023年秋で7回目の接種となった。そのうえ、2023年11月28日、新タイプmRNAワクチン自己増殖型の「レプリコン・ワクチン」さえもを日本政府は世界に先駆けて承認してしまった。他方、日本の人口統計によると、2022年から急激に死者が増えていて。これはけっしてコロナによる死者統計では説明がつきません。いま世界がワクチン後遺症の時代を迎えている可能性はぬぐいされません。
ワクチン後遺症について、英語圏ではすでに医学論文が読み切れないほどたくさん発表されています。 vaccine-induced after effect と検索するだけでたくさんの論文サマリーを読むことができます。ありとあらゆる難病研究の山が築かれています。血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)、脳静脈洞血栓症、横紋筋融解症、放射線リコール現象・・・これはもうただごとではありません。関心のある方は日本語自動翻訳を使ってお読みください。
ところが、なぜか日本語で「ワクチン後遺症」と検索してもでてくる言葉はこれですよ。「新型コロナワクチン接種後の主な副反応は、注射した部分の痛み、頭痛、関節や筋肉の痛み、疲労、寒気、発熱等があります。 また、稀に起こる重大な副反応として、ショックやアナフィラキシーがあります。」なお、医学用語のショックとは、臓器への酸素の供給量が低下し、生命を脅かす状態で、臓器不全やときには死亡につながるもの。しかし、ショックは日常的に使う言葉でもあるゆえ、事の深刻さは伝わりません。アナフィラキシーとは、複数の臓器に全身性にアレルギー症状があらわれて生命に危機を与え得る過敏反応のこと。果たしてそれはほんとうに稀でしょうか? 稀とはどの程度のパーセンテージなのでしょう? 0.01%(1万人に1人、日本国内で12500人)くらいですか? なお、NHKによると、2020年1月以降2023年12月前半現在まででコロナ死亡者はすでに6万人を越え、日本人の人口の0.05%がこの4年間でコロナで殺されていて。因果関係が明快な数だけを算出してこの数字です。それに対してワクチン後遺症の被害者がそんに少ないとはとうてい信じられません。また、ショックやアナフィラキシーになってしまうその原因はなんでしょう? そもそもそれはほんとうに過敏反応でしょうか? くしゃみ、涙目、眼のかゆみ、鼻水、皮膚のかゆみや発疹だけで済みますか? いいえ、生命に危機を与えると(暗に)おっしゃっておられますね。にもかかわらず、スイスの牧童のようにほがらかなこんな解説が平然と現れるのは、西側諸国で日本だけでしょう。もちろんまともな論文もろくにヒットしません。いったいどうして google.jp が使っている生成AIはこんなおかしなことになっているでしょう? いま日本でなにが起こっているでしょう?
いいえ、山崎まさよしさんがワクチン後遺症であるかどうかは不明ではあり、コロナ感染の可能性もあり、はたまた他の原因なのか、いま開示されている情報だけではなにもわからない。しかし、前回10月23日の例の不可解なライヴとの関連を考えれば、おそらく妥当な推理ができるだろうとおもわざるを得ません。
山崎まさよしさんは、全国ツアー千秋楽となる今年2023年12月10日の兵庫・丹波篠山市立田園交響ホール公演を、直前に急性咽頭炎の発症につきやむなく延期としたそうな。急性咽頭炎とは喉の奥(咽頭)の粘膜が腫れたりそこに発疹ができたり、あるいはリンパ組織(免疫をつかさどる扁桃)が同じような症状を起こすこと。喉が痛く、飲み食いもつらい。歌うどころではありません。(つらいでしょう。つらいなんてもんじゃない。)なお、急性咽頭炎はインフルエンザや新型コロナのようなウイルス群によって引き起こされる場合が多い。しかもウイルス感染をきっかけに、細菌感染を合併してしまうこともあって。免疫が弱っているときには、健康なときには他愛のない細菌に感染してとんでもないことが起こることも稀ではありません。一般的には鎮痛剤を処方され、抗菌薬をひたした綿棒で腫れた喉の奥をぬぐったりして治すもの。ただし、急性咽頭炎を治せても、感染症そのものはまた別の話です。
患者はただ鼻水が出るとか喉が痛いとかの症状に苦しむばかりで、それがウイルス感染なのか、細菌感染なのか、わかるはずもありません。ただし、血液検査をすると、白血球の変動がわかる。細菌感染の場合は好中球が増え、他方、ウイルス感染の場合リンパ球が増加する。なお、山崎まさよしさんの感染症の疑いについてくわしいことはあきらかにされていません。
ウイルス感染とはウイルスが体内の細胞に寄生して細胞のなかでウイルス(自身はDNAも細胞を持たないゆえ、したがって生物だか生物でないのか、生物の定義の仕方次第でどちらとも言えるあやふやなもの)が、ヒトの細胞に寄生している癖に勝手にどんどんでたらめに増えて増えて増えまくること。しかもウイルスはどこにでもいる。たとえば、ほら、白ワイン片手に生牡蠣喰って粋がってはみたものの、結果ノロウイルスに感染して腹は痛いわ吐くわ熱にうなされるわ、ひどいめに会った話は山ほどありますね。ウイルスはけっして抗生物質(=抗菌薬)で殺すことができませんからね。もっともノロウイルスならば薬はなくとも1~2週間のたうちまわって苦しめば治ってしまうことも多い。同様に、これまでのインフルエンザであっても同じことが言えたものです。(ところが今回もまた同様であるとは限らない。)しかも、ウイルスはごちゃまんと多彩にいくらでもいます。近年ではHIV(AIDS:ヒト免疫不全ウイルス感染症)の治療薬も開発され必ずしも死の病ではなくなったとも言われてはいるものの、しかしいまだにとんでもない難病であることに変わりはありません。まずはメタボになって、それからというもの心筋梗塞、脳梗塞、認知症・・・あらゆる病が待ち受けています。しかも免疫不全ですから、それこそ健康なときには他愛のないどこにでもいる細菌に感染して、とんでもないことが起こってしまいかねません。
他方、細菌感染の場合は細菌に感染した細胞が細胞分裂によってどんどん増殖し、しかも細胞の外にまで飛び出して行って、さらにいっそう厄介なことになります。かつてルネサンス期のヨーロッパ人はろくに風呂にも入らず不潔だったゆえ、あっというまにペストが流行り、人口の三分の一が減った話は有名ですね。17世紀を生きたルイ14世でさえも風呂に入ったのは生涯一度だけというとんでもない時代です。(それでもルイ14世は王権神授説をとなえ、侵略戦争を起こし勝利をかさね、贅沢三昧を楽しみ、72歳で大食いのつけがまわって肥満が原因で壊疽を起こして死んだのですから、あっぱれではあるけれど。)なお、あの時代の人たちがろくに風呂に入らなかった理由は、キリスト教が公衆浴場を忌まわしいものとして、不潔であればあるほど魂が高貴である、と考えられていたかららしい。また風呂に入ると体のなかに悪魔が忍び込むと考えられていたという説もあります。一般に17世紀を科学革命の時代と呼んだりしますが、しかし、「どこがだよ???」とおもわずにはいられません。またかつては結核は死の病でしたね。さいわいい20世紀中葉にペニシリン(細菌が細胞壁を作ることを妨げる薬)やストレプトマイシン(放射菌という微生物から作った薬で、細菌のタンパク合成を妨げ、細菌の成長・増殖を止める)が発見され、結核も治せるようになりましたね。しかし、細菌もまたどこにだってごちゃごちゃいろんなのがいて、コレラ、赤痢、腸チフス、インフルルエンザ・・・どこに危険が潜んでいるかわかったものではありません。また、抗生物質(=抗菌薬)は細菌を殺してくれてありがたいものの、しかし、他方で、ヒトの腸内細菌をもまたのきなみ殺してしまうゆえ、腸脳関係が注目されるいま、けっしてメリットばかりではありません。
もっとも、ヒトの口のなかにも腸のなかにも脇の下にも足にも細菌はごちゃまんといれば、キッチンスポンジ、トイレの床、パソコンのキーボード、洗濯せずに穿き続けたジーンズにだって細菌はいっぱいいるでしょう。暮らしのなかには細菌もまたどこにでもうようよいます。だからこそ、ヒトの体には免疫がそなわっていて。したがって清潔に暮らすことは大事だとはいえ、しかし、なんでもかんでも除菌すればいいってわけでもなく、ヒトは細菌と共生してきたとも言えます。そもそもパン、ワイン、チーズ、酢、ヨーグルト、味噌、醤油、納豆・・・すべて細菌あってこそのもの。
もっとも、今年は不可解なことが起こっていて、一般にコロナウイルス感染が流行すればインフルエンザ感染は減るはずなのに、しかし、なぜか今年2023年は両方とも流行っています。しかもダブルで感染してしまって深刻なことになってしまう気の毒な人もいます。しかし、だからと言ってコロナ・ワクチンとインフルエンザ・ワクチンの同時接種が望ましいとは、とうていおもえない。インフルエンザ・ワクチンだけでさえもリスクがあるというのに。しかも、これまでのインフルエンザといま流行っているインフルエンザが同列に扱えるという保証はどこにもない。
いまや合成生物学なる研究領域もあって、もちろんこれはバイオ新薬の可能性を拓くと同時に、他方、こんなものが悪用された日にはたまったものではありません。真偽は不明ながら、新型コロナもまた人工ウイルスではないかという説は(ひそかにとはいえ)絶えることがありません。
また、なるほど、専門家のなかにはmRNAワクチンはエドワード・ジェンナーによる天然痘ワクチンに次ぐ歴史的な発明、と鐘や太鼓を打ち鳴らしラッパを吹いて踊り踊って大絶讃する先生もおられます。しかしその他方で、mRNA型ワクチンを危険視する専門家もまた少なくありません。日本以外の西側諸国では接種者も激減し、ワクチン・ビジネスもすっかり終わって、ファイザーやモデルナの株価が暴落し続けています。なぜって、mRNA型ワクチンは麻疹やおたふく風邪はたまたインフルエンザワクチンとはメカニズムがまったく違う。mRNA型ワクチンはわざわざ細胞のなかでスパイク蛋白を合成させることによって、コロナウイルスに対する抗体を作るというアヴァンギャルドかつSF的戦略ゆえ、元気な細胞がいったん攻撃にさらされる。もちろん免疫は臨戦態勢をとる。それでも2度程度のワクチン接種で抗体ができればさいわいながら、しかし、ヒトの体は個体差もあり千差万別ゆえ、ワクチン接種で免疫機構が壊れてしまうこともまたありえるし、実際それは起こっている。しかも、3回以上も接種すれば危なっかしさもまた増大するのはあたりまえです。そもそもmRNA型ワクチンはコロナ感染症が誕生してからたったの1年で開発されていて。ネズミでしか実験されていないというのに! 得られるメリットに比して、起こりうるデメリットの可能性が多すぎます。にもかかわらず2021年から接種ははじまってしまった。緊急事態ゆえではあったでしょう。もちろんうまくゆけばさいわいながら、しかし、なにが起こるかもまた知れたものではありません。
実際いまワクチン後遺症 vaccine-induced after effect がたくさん報告されています。やる気がでない、頭がぼんやりする、筋力低下、脚に力がでない。手足の痺れ、痙攣が起きる、耳鳴りがする。高血圧になった。味覚嗅覚が失われた。髪の毛が抜ける。帯状疱疹になった。不眠症になった。鬱病になった。なぜか嘔吐を繰り返す。下痢が止まらない。さらには、血栓症、脳卒中、心筋炎、心筋梗塞、肺塞栓症、不整脈、癌・・・。苦しみながら生きている人がたくさんおられます。
やや古いアメリカのデータによると、こういう後遺症に苦しむ人は接種者の800人に1人(約0.12%)らしい。しかし、いまとなってはこの数字さえもが過小評価の疑いがあって。なお、ワクチン後遺症が発症するのは、接種後しばらく経ってからのことが多く、時限爆弾のようなもの。それもあって、けっして厚生労働省は「因果関係不明として」ワクチン後遺症そのものをほとんど認めたがらない。亡くなってしまった人さえもいる。冒頭で述べたとおり、NHKによると、2020年1月以降2023年12月まででコロナ死亡者はすでに6万人を越えていて。日本人の人口の0.05%がこの4年間でコロナで殺された。しかも「因果関係不明」の死者を考えると、おそらく桁がひとつかふたつは上がるでしょう。
しかも、自分がワクチン後遺症ではないかと疑ったとしても、では何科を受診していいのかさえもわからない。患者はつらくてたまらないのに、科や病院をたらいまわしされるケースもざらにある。しかも患者は同時にいろんな場所がおかしくなっているゆえ、専門担当医も決め難く、またどの専門の医者とて、抜本的な治療ができる保障はまったくない。辛いことだけれど、これが現実です。そのうえ、2023年11月28日、新タイプmRNAワクチン「レプリコン・ワクチン」 Self amplifying mRNA Vaccines~Replicon RNA Viral Vectors as Vaccines ~「ウイルスが複製によってどんどんRNAを増殖させてゆく、自己増殖型mRNAワクチン」さえもを日本政府は世界最初に承認してしまった。なお、このmRNAは、ヒトがほんらい持っているRNAとは似て非なるもの。たとえば複製ミスを起こしたとして、修復することもできず、これからどんなことが起こるのか、想像もつきません。また、ワクチン未接種者であっても、
ワクチン接種者と接することによって、接種した人の体から息や汗に混じって、なんらかの毒素が排出(shed)されているのではないかという疑念が持ち上がっていて、これはワクチン・シェディング(Vaccine shedding : 伝播)と呼ばれています。なんらかの毒素を吸い込むことによって、未接種者にも影響が及ぶおそれがあって。いまや死者さえ増えているという見方が医療従事者のなかから現れています。
ぼくらはみんな明日はわが身です。ぼくらにできることはなるべく日光に当たること、そしてヴィタミンD錠およびマルチヴィタミン&ミネラル錠、はたまたグルタチオン錠を飲むこと、風呂に入ること、水を1日2リットル飲む、掃除をすること、体操すること、そしてたくさん笑って楽しく暮らすことくらい。いまを生きよ、いまを楽しめ。そんな、ペストの地獄に苦しみ抜いたイタリアルネサンス期の言葉が聞こえてきます。
山崎まさよしさんはあれだけたくさんの人を楽しませ、微笑ませ、ときにセンチメンタルな気持ちにひたらせ、はたまた生きる勇気さえ与えてくれた。そんな山崎まさよしさんはおそらくいま泥水にまみれ炭火で焼かれるほどの苦しみを生きておられるでしょう。山崎まさよしさんの回復をただただお祈りします。こんなつきなみな言葉しか言えなくて、ほんとうにごめんなさい。