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二つの本質への迫り方

私たちは

物事の本質を理解しろ!

と求められることが、よくあります。

しかしながら『物事の本質』に迫る道は、大きく分けて二つあるのですが、これを理解していない人が多い様です。私の考えでは、ものごとの本質に迫る道は

  • プラトンのイデアのような理想化/簡略化

  • 仏の智慧のような総合的視野

の二つがあります。これを混同している人が多いようです。
特に、プラトン的な理解は多くの人に広がっていますが、総合的な視野から、本質を考える人は少ないようです。それでも

XXが見落とされている

と文句を言う人が少なからずいます。

もう少し、詳しく言うと、プラトン的発想は

幾何学の定理などが本質
抽象化して明確な因果関係を探す

という考えで

理論が成立する理想化

を行います。確かにこの方法で

天体の運動の本質は万有引力の作用

という風に、近代科学は進歩してきました。また、トヨタ方式で有名な

何故を重ねて真因に至る

と言う考えも
単純化して本質的な因果関係を探る

と言う発想では同じです。

しかしながら、この発想には

抽象化したもので落ちるものがある
地図は現地ではない

という問題が生じます。

これに対して、大乗仏教の教えで

我々衆生にもすべてを見る智慧がある

と信じていると

あるべきようは

を求めて

全体をうまく絵に描く
物語にまとめ登場人物が生きる

などの方法で

総合的に判断して本質を見抜く

方法ができます。例えば、部下の動機づけを考える課長さんでも

給料だけで報いる

というだけでなく

個々人とその係わりを見て
適切な評価・報酬を考える

という管理が行えるでしょう。

#本質  ♯イデア ♯総合 ♯絵



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