鈴木良実
現在の私達に大きく影響している『アメリカ文明』この特徴について、日本文明と比較して考えました。
独学の基礎になる読書の方法について、マガジンにまとめました。
瞑想について色々書きましたのでまとめます
独学の方法を、読書などを中心に、体験談を中心にまとめました。
マックス・ヴェーバーの著作を読み、色々と応用を考えました
始めに私が書いている記事は AI、哲学、宗教、社会学、経営学、社員育成など いろいろな分野に広がっています。これでは 何の専門なのか解らない という感じを持たれた人もいると思います。 しかし、私の軸は 心の力の活性化 です。これに役立つと思い、色々な観点からnoteを書いています。 ここで 心の力 にこだわるのは 頭脳だけではない という想いからです。 振り返り高校まで この発想は、高校生時代の成功体験があります。私は高校生時代に、カッパブックス等の
私達は、明治維新の後は、西洋的な法律を理想的なモノとして、無批判に受け入れています。私もこの発想で 法律の発想を身に付けよう!|鈴木良実 を書きました。 しかし、西洋の文明は、今までの蓄積の上に成り立っています。大雑把に言うと 古代ギリシャの哲学-> ローマの法-> ルネサンス以降の哲学等の支えられた近代の法学 と言う流れです。 特に大事なことは 法の根拠に対する哲学的議論 の存在です。古くは、古代ギリシャの哲学者プラトンが「国家」の中で 正義とは何か と言う
明治の時代の「脱亜入欧」という言葉が示すように、私たち日本人は 西洋文明の一員となる ことを必死で求めてきました。そのために、政治形態を作り、科学的発想を身につける教育も行ってきました。 さて、明治時代から令和の今まで、1世紀以上の時間が経ちました。その間に科学技術が進歩しました。そこでは 多くの事柄が科学技術で解決 出来るようになりました。 しかしながら 社会の仕組みも益々複雑化し さらに多様な社会との繋がる 状況では、西洋文明的な思考が、通用しない場合が出
今回の兵庫県知事選挙は、色々な予想を覆し、前職の斎藤知事の勝利で終わりました。 しかしながら、一部の発言には この選挙はSNSの影響で変な結果 という趣旨を見受けます。 私は、この手の発言に関しては 選挙結果を否定する 民主主義の危機 だと考えます。こうした選挙結果の否定は、前のアメリカ大統領選挙の、トランプ陣営がしたことです。日本の一部「良識派」は 自分たちはトランプと違う と言い張るでしょうが、結果として民主主義否定には変わりありません。 もう一つ言えば
このnoteで、何度も書いている 西洋文明的思考の問題 について、興味深い話が出てきました。 これは、優れた霊能力者であり、しかも高野山大学で心理学なども習得した、生駒修験宗の光明大聖(加藤禮詮)管長猊下の「こっくりさん」の解説です。 大本山金剛霊仙寺 第2回講義「良く解るこっくりさん概論2」 除霊・御祈祷専門 大本山金剛霊仙寺 #除霊 #霊能者 #心霊 #僧侶 #御祈祷 なお、このYouTubeに出てくる、「こっくりさん」と「ダウジング」についての、一般的な解説は
先日書いた 仏になって法界全てを観る|鈴木良実 の話を一般的に考えると 複雑な現実への対処法 として 現実を創り出す人になる と言う発想になります。 さて、このような複雑な現実を、有限記述で対処する方法は、これだけでしょうか? 実は、西洋文明には、古代ギリシャの哲学とローマ法という発想で、複雑な現実を、有限の記述で制御する方法を見いだしています。 憲法から、個別の法律に展開し、さらに判例を読み込むことで、多様な現実に対する判断力を与えます。 詳細は 法律の発想を身に
前に 摩訶止観の瞑想の見直し|鈴木良実 を書きましたが、その最後の「念仏観」の項目は、色々と書き足りない面がありました。 今回は、真言宗などの、密教の教えから 仏になる瞑想の必要性 について議論したと思います。 一つの切り口は、真言宗等では 大日如来 を本尊としています。これは、仏教の開祖である「お釈迦様」と違う 全てを含む仏 です。極端に言うと お釈迦様も観音様もお不動様も 全て大日如来の力の現れ です。 なぜ、このような「全能の仏」が必要でしょうか?
前に 哲学が必要になった!|鈴木良実 と言う記事を書きました。 しかしながら、よく考えると 哲学が使えるようになった と言う観点もあります。つまり 現在の学問が成長し 机上検討が現実問題に適用できる レベルになったからという観点です。 確かに、戦後昭和には、松下幸之助の「水道哲学」があったという人もいるでしょう。しかし、松下幸之助自身は「水道哲学」という言葉は使っていません。 松下幸之助の「水道哲学」は現代にも有効だ 商売をする者の使命とはなにか | 松下幸之助は
天台大師智顗が6世紀に講じた「摩訶止観」は、坐禅等の瞑想について、広く深く説いています。このnoteでも以下の記事を書きました。 禅の境地について|鈴木良実 しかしながら、当時と現在の違いもあります。例えば、禅定の境地について 数息観 不浄観 慈心観 因縁観 念仏観 を説いています。しかし現在では「数息観」を修行する人はいても、他の観法を修行する人は少ないと思います。この理由を考えました。 まず「不浄観」ですが、平安時代の日本でも 死体が朽ち果てる姿 を
現在の私達は 弓矢は鉄砲の普及で時代遅れ となったと思っています。しかしながら、戦国時代から江戸時代の初期まででは、弓矢も結構使われていました。 特に大事な使い方は 矢を放物線で飛ばし遠くの敵を攻撃 です。鉄砲の場合は直線的な飛び方しか使えません。 しかしながら 矢の場合は飛ぶ様子が見える から、放物線的に飛ばして、着地点の確認が出来ます。そこで 近すぎるとより遠く 遠すぎるとより近く と修正できます。 宮本武蔵が、「五輪の書」で 鉄砲は弾の飛び方が見
日本の法哲学の根本は[あるべきようは]ではないか。貞永式目からの伝承
計画が出来ない 経営や管理の基本に PDCAサイクルを回せ があります。しかしながら PDCAというが 「計画だけしかしていない」 いや 「それどころか計画すらない」 という議論があります。つまり Plan: 計画 Do: 実行 Check:できたか確認 Action:出来なかった理由を考え改善 というサイクルの、最初の「計画」だけで止まっているか、「計画」すらないのか、という状態です。 計画の難しさ この問題の本質は 計画の難しさを知らない に
人材の育成方法の一つとして よき先輩の背中を見て学ぶ 方法があります。これは 全人格として完成 して 出来る人になる 場合が 単なる知識付与 より多いようです。 しかしながら、この形で学ぶと 説明できない場合には 変化に対応できない 危険性があります。つまり、先輩が 理論的説明を加える ことができれば 変化への柔軟な対応 ができ 先輩を超える人材 が育つ可能性があります。 一方、考えること無く 単純に模倣 だけを繰り返すと 先人を越えない
私は、会社生活に於いて、多くの部門を経験しました。概略 最初は技術者->その部門の管理者(グループリーダ) ->社員研修部門 ->開発管理スタッフ ->お客様トレーニング ->営業部門のスタッフ ->総務部門の管理職(課長) と言う流れです。特に最初の部門で、技術者から管理者への道から、社員研修部門への異動が、大きな決断でした。 こうして異動した結果 幅広い視野で知識スキルの再習得 を行うことになりました。元の技術部門では マイコンのソフトウエアの専門 でしたが
西洋文明は、17世紀のガリレオなどの発見から、18世紀のニュートンの理論的完成による 物理学を基礎とした機械文明 に支えられています。 こうした物理学の成立については、古代ギリシャの哲学とローマの法の発想が、大きな影響を与えています。特に ユークリッドの幾何学 プラトンのイデア による、抽象化・理想化は物理の理論構築に大きく貢献しました。 科学革命成功理由|鈴木良実 西洋文明の武器 抽象化|鈴木良実 しかしながら、西洋でこのような物理学が成立した理由は、もう少し考
私たちは、うっかりすると 相手も同じ考え と思い込むことがあります。しかしながら、これは危険な考えです。人には、今までの経験があり、宗教などの影響で、価値観も違っています。 こうした 自分と異なる考えの人 について、理解することは、社会生活に於いて、大切なスキルです。さて、このためには、まずは 自分と違う環境で育った人がいる と知ることが第一歩です。 そのための有効な手段は 読書 です。物語の世界では、私達と異なった考え方をする人が出てきます。登場人物の生