西田哲学を知るために
私にとって西田哲学は、20代のころは、何を言っているのか、よくわかりませんでした。
しかし、今になって、ようやく見えてくるものが在ります。この理由を考えると
西洋哲学の理解
大乗仏教の理解
が大きかったと思います。
特に、プラトンの『国家』を読むと、プラトンが
『正義』という抽象概念を
神ならぬ人間の智慧で迫る
苦心が見えてきます。
これに対して、西田幾多郎は
直観的に知る
という対処を見出します。
この根底には
大乗仏教の
仏の智慧が我々にある
があると思います。この信念というか、宗教的突破力がないと、こうした
直観に基づく議論
はできないと思いました。
今までのnoteも参考にしてください。
法華経とプラトンの『国家』の違い|鈴木良実 (note.com)
プラトンは何故対話篇を書いたか|鈴木良実 (note.com)