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ダークな感情との付き合い方

11/1(金)は蠍座で新月が起こります。
蠍座のサインでは嘘や誤魔化しは一切通用せず、自分の本心としっかり向き合うパワーが強まります。知らず知らず抑圧してきた自分の感情や本当の気持ちが、新月付近で浮かび上がってくることがあるかもしれません。
また、新月図では火星と冥王星が真っ向勝負の配置。その浮かび上がってきた本心を持ってして、何かと真正面からぶつかっていくことを决意する方もいるかもしれません。
ハードな配置ながらも「現状に不満があるのだけど、なかなか変われない」と思っている方にはまたとない好機。自分の本当の気持ちに忠実に、状況を変えるために一歩ずつ行動を起こしてみましょう。

ダークな感情の役割

蠍座は清濁併せ呑む深淵のサイン。このサインの力が強まる時、自分の中からもの凄く神聖な気持ちが湧き出てくることもあれば、この世の怨嗟を煮詰めたようなドロドロの感情が噴出することもあるでしょう。
こういったダークな感情の扱い方は、なかなか頭を悩ませますよね。思わず「こんな感情なんて見たくない!こんなの私じゃない!」と否定したくなってしまうことも。

私も身に覚えがありすぎてお恥ずかしいのですが、人生が上手くいっていない時、漫然と辛さがある時、だいたいが「良い感情」と「悪い感情」を切り分けて、「悪い感情」と分類したものを抑圧してしまっている時です。
怒り・不安・嫉妬・執着・後悔・恐怖・嫌悪・孤独・無気力・劣等感・羞恥心…などなど。

「大人だったらこんな所でイライラしないよね」
「嫉妬なんて醜い…ちゃんとお祝いしなきゃ…」
「こんな所で ”出来ません” と言ったら恥ずかしい」
「さみしいなんて言ったら嫌われちゃうよね」

枚挙にいとまがありませんが、ネガティブな感情にフタをしてやり過ごした経験はどなたにもあるのではないかと思います。もちろん、ネガティブな感情をある程度調整して相手に直接ぶつけないということが必要な場面はあります。しかしここで注意なのは「その感情をなかったことにしない」ということです。
フタをし続けて無視してしまった感情はあなたに気づいてほしくて、様々な手段を使って「気づいて!」と訴えかけてきます。

  • 不眠や抑うつ状態などのメンタル不調

  • 体の不調や病気

  • 抑圧している感情を他者が表現してくる

  • 感情がわからなくなる/無感情

こんな風に不調やトラブルを与えてまで訴えてくる感情達の願いは
『私は、私自身に受け入れてほしい』です。
それは、ネガティブな感情にもしっかりと大切な役割があるからなのです。

  • 「怒り」は自分の尊厳と境界を守りたい意志。

  • 「不安」は未知の危機に対して準備を促す役割。

  • 「嫉妬」は本当に欲しいものを知るヒント。

  • 「執着」はこだわりのありか。

  • 「後悔」はより良い未来を作るための振り返り。

  • 「恐怖」は今ここに迫る危険を避けるサイン。

  • 「嫌悪」はあなたの価値観の再確認。

  • 「孤独」は人と繋がるための原動力。

  • 「無気力」は休養が必要な状態を教えるサイン。

  • 「劣等感」はあなたの誇りのありか。

  • 「羞恥心」はあなたの自尊心を守る役割。

このように現在の自分の状態を教えてくれたり、価値観やこだわりに気づかせてくれたり、次の行動を決めるヒントにもなるのです。


まるっと受け止めよう

「あ〜こんなにあの人のこと憎かったんだね!」
「ものすごく羨ましいよね、妬ましいよね…。」
「本当は自信なんてないよね、怖いよねえ。」
「さみしくて泣けてくるよねえ、会いたいよね。」

こんな風に、ダークな感情達を一旦「よしよし」と受け止め、丸ごと肯定してあげること。感情が自分に何をもたらしたいのか汲み取ること。その上でなにをすべきか決めていくこと。
これができるようになると、驚くほど心が穏やかになり、抑圧をしていた時よりも生きやすさが格段に上がります。自分の状態を省みることができるようになるので、必死で抑圧して相手や状況に合わせていた時よりも、人生上のトラブルも減っていきます。

これがいわゆる『自己受容』というやつですね。

個人的にオススメなのは、書く瞑想と言われる「ジャーナリング」です。その時思ったこと、感じたことを一切のジャッジをせず、ノートに書きまくる手法です。誰にも見せなくて良いものなので、いわゆる「ピー音」炸裂レベルの本音・本心を遠慮せず書き殴ってください(笑)
ぐるぐるしていた感情や考えがノートに吐き出されることで、脳の負荷がかなり軽減されます。習慣になってくると感情達が「私達に気づいてくれた!受け止めてもらえた!」と、変な出方をしなくなっていきます。

私は精神的に未熟だった若い頃、こういったネガティブな感情を抱いた時に「誰かに話を聞いてもらわないと気がすまない」たちでした。感情が自分の中でしっかり処理されていない状態で相手に話していたので、端的に言って、ネガティブエネルギーを浴びせられた相手はめちゃくちゃ疲れますよねえ…。距離も置かれるというものです。
ジャーナリング等で自分で自分の感情の話を聞いてあげる、受け止めてあげる、ということが自然とできるようになってからは誰かに「聞いて聞いて!」という欲求はあまり無くなりました。
自分は自分に一番の理解者になってほしかったんだな〜と今ならよくわかります。それを他者に求めてしまっていたから、なかなか満たされなかったのですよね。

蠍座新月で浮かび上がってきた自分の本心。
この機会にしっかりと受け止め、自分の感情と対話を重ねてみませんか?


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