スズメのエモツボsong。#10 忌野清志郎「イマジン」
2009年5月2日没。
あれから10年以上も経つのですね。
RCサクセションや、
忌野清志郎のことを、
息子は知りません。享年58歳。
私もあと8年は生きられるのだろうか。
天国から今の状況を眺めているのなら、
清志郎は、笑っているのでしょう。
ほら、何にも変わらない。
備忘録として書いておきますが、
もう緊急でもなんでもない、
緊急事態宣言が延長されました。
私はもう一生お酒を飲まないと決めているのですが、
そうでない人がこの国のマジョリティなので、
街を歩いていて、シャッターが降りた店、
暗くなった店、ビニールがかけられている店、
背中を丸くしてパソコンに向かっている店長さんらしき人を
キョロキョロとのぞいていると、切なくなりました。
帰りの電車でYahooのニュースを見ていて、
片桐はいりの言葉が目につきました。
偶然にも彼女現在58歳。
若い頃に彼女の一人芝居を観に行ったことがあります。
付き合った男のネクタイをコレクションしている
切ない女の物語でした。
すごくたくさんのネクタイがあり、
一本一本眺めながら、あの男はああだった、
この男はこうだった、と、名残惜しそうに
語る片桐はいりは、大人の女を匂わせました。
片桐はいりの言葉が、
ああ、その通りだわ。と同意したので、
書いておきます。
でも、だからといって、
「じゃあこれからも演劇はリモートでいいじゃないか」
という意見には絶対反対です。
どんなにたくさんのカメラを入れて撮った芝居があっても、
それはレトルトのようなもの。
行列のできるラーメン屋さんのラーメンをレトルトで買ってきて、
家で食べたとして、「さすが名店、おいしかった」
と実感できると思いますか?
コロナ禍では、稽古が終わった後の毎日の食事も、
テイクアウトに頼っています。
でもどんなに名店のテイクアウトでも、
心からおいしいと思ったことはありません。
演劇も同じ。劇場で観るのとでは、
それくらい違いがあるんだよということをわかってぇ〜!!
、、、というのが今の私の心の叫びです。
なんのためのマスクなんだ?
誰のための自粛なんだ?
今日のニュースで心が張り裂けそうになったのは、
マスクをしていて持久走を走り、亡くなった小学5年生のこと。
公表されるのが、今で、その事件があったのは、2月のことだったと。
息子にも聞いてみました。
あんた、マスクって体育の時も外さへんの?
そしたら、「もう、遅いねや。」と、笑う。
パンツを脱ぐくらいの恥ずかしさがあるのだそうです。
それくらい、マスクが定着していて、
素顔を晒せない習慣ができてきています。
コロナが怖いんじゃなくて、
人が怖いのだと思っています。人災だと。
コミュニケーションがなかったら、
人は死にます。ネガティブ感染の方が強烈なのにね。
「イマジン」は、ジョン・レノンの曲です。
それを清志郎が訳してカバーしています。
「JUNP」も泣けてくるけれど、
この曲も、なんだかひときわ、心に響きます。
誰かを恨んでも 派閥を作っても
頭の上には ただ空があるだけ
みんながそう思うさ 簡単なことを言う
夢かもしれない でもその夢を見ているのは
君ひとりじゃない 仲間がいるのさ
僕らは薄着で笑っちゃう
ああ 笑っちゃう
あなたにとって、
素晴らしい一日でありますように。🍀🍀🍀
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