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3才の声(フラッシュバックへの応答)
はじめに
私(スズメ)はアラフォー。父は家におらず、母はスズメの気持ちのわからない人でした。片親、母が(おそらく)発達障害、ネグレクトという状況で育ち、今はメンヘラながら友人に囲まれて暮らしています。誰かの読みたいnoteになりたいという目標のもと、実話を元にフィクションを交えながらこのnoteを書いています。
「スズメ3才」というテープ
スズメが3才の時に録音されたテープがある。母との会話が録音されている。会話には特徴があって、はじめの2分程度、双方同じ言葉しか発しない。
スズメ「はじまらないよ?」
母「お歌うたって?」
という言葉が何度も繰り返される。
何が起こっていたかというと、スズメにとって人生で初めての録音だった。普段は再生ボタンが押されて、音楽が再生されるので、ボタンが押されたのに音楽再生されないことを訴え続けていた。母は短いテープに娘の歌を吹き込みたいので、手早く歌だけ歌って欲しかった。
スズメの気持ちがわからない母との戦いの幕開けである。
一生わかってくれない
このテープを聞くと、人生のどの場面でも私の気持ちなんて一ミリも理解してくれなかった母との戦いが、走馬燈のように思い出される。メンタル的には特級呪物なので、引き出しの奥に仕舞い込んである。
今までそうであったように、この先一生わかってくれないのだと思う。でも、今の私は母の愛を感じている。40を目前に、自分は成長したなと思うし、ここまで成長した自分をとことん褒めてあげたい。
成長の一助になったのは、フラッシュバックの類いへの応答だった。これは、私のカウンセラーさんから教わったテクニックだ。3才の私に、今の自分ならこう言いたい。
当時の自分に言いたいこと
よく頑張ったよ。よく生き抜いたよ。つらかったね。ボタン押しても音出ないね。壊れちゃったのかな?壊れちゃったから、スズメと一緒におうた歌おうか。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。あなたの読みたいnoteになれるよう、精一杯頑張ります。