新年に万年筆が生えてきた話その2.5
その2の続き。これ盛り込むと長くなりそうだから分けたよ。万年筆そのものの話じゃないから気分的にその3でもない。
要求(前回のおさらい)
無印のアルミ丸軸万年筆を仕事場でも使いたいので、耐水性のあるインクと組み合わせて使いたい。
耐水性のあるインクといえば
ペリカンのカートリッジが刺さる万年筆に水に強いインク…はい、古典ブルーブラックですね。
上が無印純正のインクカートリッジ。大きさ形ほぼ同じで、見分け方は尻のフタの色だったり、Pelicanのロゴの有無だったりします(写しにくい)
無印純正はショートカートリッジのみ、ペリカン4001はショートカートリッジを選択。左からプラチナ万年筆、Pilot、無印純正、ペリカン4001ショート。ペリカン以外に青カートリッジもってないんで黒ばっかり。
カートリッジ規格
さて、カートリッジには欧州共通規格があるって話に触れましょうか。差込口を見れば一目瞭然。左からプラチナ万年筆、Pilot、無印純正、ペリカン4001ショート。
小さい。無印純正は一回差してるのでフタが無いですが、差す前はペリカン4001と同様樹脂ボールでフタがしてありました。
欧州共通規格同士であれば、他社のを気軽に使い回すことが可能とか。実際にはカートリッジの長さが原因で万年筆に入らないこともあるらしいけど。欧州共通規格とは呼びますが、採用しない欧州メーカーはあるし(LAMYとか)、採用する日本メーカー(オート、Tomboとか)はあるし、下調べした方が良さそう。無印アルミ丸軸万年筆はオート製なので欧州共通規格ってわけ。
装填
固い。なお、ショートカートリッジなので2個入る。これで出先でインク切れしても安心。
筆記
手持ちのブルーブラック並べて。同じペリカン4001だけど、ボトルよりカートリッジの方が青色が薄い?グレーな感じ。
耐水性
当然文字がバッチリ残る。染料自体が少ないのか、あんまり色も変わらない。
なお
欧州共通規格で水に強いと謳うインクで古典または顔料のインクって日本で入手可能なものでは限られてるっぽい。前者はペリカン4001ブルーブラック、後者はモンブランのパーマネントブラックとか、パーマネントブルーくらい。共通規格と言う割に選択肢が多いのか少ないのかよくわからない。