持ちつ持たれつのバディ:読書録「合理的にあり得ない2」
・合理的にあり得ない2 上水流涼子の究明
著者:柚月裕子
出版:講談社
不祥事事件で弁護士資格を失った上水流涼子が、IQ140の天才・貴山を相棒に探偵エージェンシーを営み、「よろず相談」的な事件に取り組むシリーズの第2弾。
今回は
行方不明になった車の捜索(物理的にあり得ない)
親権トラブル(倫理的にあり得ない)
自殺未遂の女子大生のメンタル救済(立場的にあり得ない)
の3つの短編が収められています。
でもって、「新たなメンバー」が…w。
基本的に情報収集・分析・推理は秘書の貴山が担当。
その上、ルックス良し・腕もあり…なので、実質的には貴山一人で事件の真相には辿り着いています。
主人公の涼子は「女は度胸」かなw。
ただ感情面で問題のある貴山を涼子が現実社会に着地させてるようなところがあって、僕はこのバディはナカナカ好きです。
まあ、「気楽に読むエンタメ小説」。
それ以上を求めちゃいけないw。
天海祐希・松下洸平でドラマ化されるようですが、悪くないんじゃないですかね。
ドラマとしての出来がどうなるかは分かりませんが。
(前作が短編5篇で、今作が3篇。ドラマのネタとしては足りるのかしらん)
しかし柚月裕子さん、仕事してますね〜。
「狐狼の血」シリーズ、そろそろ読まんとあかんなぁ。
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