時代は進歩しとるのぅ:読書録「大学図書館司書が教えるAI時代の調べ方の教科書」
・大学図書館司書が教えるAI時代の調べ方の教科書
著者:中崎倫子
出版:BOW BOOKS
Xで流れて来た投稿で紹介されてて、気になって購入してみた作品。
なんか表紙のポップな雰囲気も引っかかってw。
いやぁ、しかし大学周りの資料入手の状況ってこんな感じになってんですね〜。
国会図書館のコピーサービスとかは使ったことあるけど、ここまで図書館ネットワークが
整備されてて、ネットでの情報入手の方法が多様化してるとは予想もしてませんでした。
第1章 情報収集をする前に
調査の期限を決める
どんな情報を探すのかを決める
キーワードを磨く
第2章 情報の集め方
情報源の種類と特性
どんな情報を集めるかを調べる
インターネットで情報を収集する
本で情報を収集する
第3章 図書館を使いこなす
図書館の使い分け
図書館の使い方の基本
レファレンスサービスを活用する
第4章 情報を吟味する
得られた情報がすべて正しいとは限らない
情報の信頼性の見極め方
第5章 情報のまとめ方
情報は使える形でストックする
引用元と参考文献リストを明示する
まぁ、僕が大学生だったのって40年前の話ですから。
その頃にはインターネットどころかパソコンさえなかったわけですからw。
そりゃ状況は全然変わってます。
大学2年の息子に聞いたところ、ここまで丁寧で詳しい説明を受けてないようですけれども、基本的な情報入手の方法や注意点は最初に説明を受けているようです。
便利でうらやましいこと…とも言えるけど、逃げ道がないとも言えるかなw。
資料が見つからなくて…とか言いづらいですもんね。
図書館行って、見つけた資料抱えて、それをベースに卒論書いた時代が結構懐かしいです。
今だったら、あれくらいの参考資料で間に合わせるなんて認められないだろうなぁ。
当時でさえ結構薄い内容でしたからw。
(Wikipediaも、リサーチナビも、国立国会図書館サーチもCiNii Researchも Googleスカラーもコトバンクなんかもなしで、どうやってたんやろ?)
まぁそういう意味では今の時代じゃなくて助かったとも言えるのかもしれませんが。
まぁ現時点で論文なんか書く予定は無いので、基本的には知識として軽く押さえておくって感じで読ませてもらったんですが、実はGoogle Keepに関しては個人的に衝撃を受けました。
OCR機能が使えるようになってるんや…。
本や記事、議事録とかから文字起こしする事は少なからずあるので、これは助かります。
読んだ本の覚えをストックするのにも使えそうだし。
僕個人としてはこのことを教えてもらっただけで、この本を読んだ価値は十分にありました
(結構前から実装されてたようなんで、僕がうかつなだけですがw)
この本に関しては、大学生活を送る家族に譲り渡しましょうかね。
資料を探しやすくなってるっていうのはいいんですけど、それはそれで大変だよね…。
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