安心印は変わりません:読書録「カッティング・エッジ」
・カッティング・エッジ
著者:ジェフリー・ディーヴァー 訳:池田真紀子
出版:文藝春秋(Kindle版)
シリーズ第14作。
前作でついに結婚したリンカーン・ライムとアメリア・サックスの新婚生活やいかに…
って、あんまりそういうシーンはないんですよねw。
終盤の追い込みのあたりにワンシーン。
まあ、これは結構重要なシーンなんですが、もっと二人のやりとりを読みたかったなぁってのが正直なところです。
言葉で交わさなくても…ってのは分かるんですが。
作品としては、もう「安心印」。
ジェットコースター&どんでん返しを今回も十分に楽しめます。
いつもメンバーのチームワークも、NYの街の歴史に重なった風景も。
ただまあ、感覚的には「ちょっと緩い」かな?
中盤のあたりが。
実はそれが最後で回収…ってのもあるんですが、過去の最高作ほどのシャープさには欠ける印象。
仕方ないっちゃあ、仕方ないんですがね。
楽しめるのは確か。
でもここからシリーズを読むのはやめた方がいいでしょう。
…そんな人、おらんかw。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?