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結局、この4人の物語でしたね:読書録「奥右筆外伝 前夜」
・奥右筆外伝 前夜
著者;上田秀人
出版:講談社時代小説文庫
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「奥右筆秘帳」シリーズは大半をaudibleで聴いたんですが、この外伝はまだaudibleになっていないので、久しぶりのリアル本での「奥右筆秘帳」。
シリーズの主要登場人物4人の、シリーズ開始前の姿を描いた短編集です。
・立花併右衛門:奥右筆になるまでの苦労譚と娘への思い。
・冥府防人:お家再興を願い、将軍後継を暗殺するまで。
・一橋民部卿治済:息子を将軍につけるまでと、その簒奪を決意するまで。
・柊衛悟:厄介者の次男として剣に取り組む鬱屈。
12巻の長丁場で、多彩な人物が登場するのですが、結局はこの4人の物語だったなぁと、改めて。
基本的には「前夜」の物語ですが、併右衛門と衛悟の話には少しだけ「その後」が語られます。
「あとがき」で書かれてるように、続編はちゃんと準備されてるようです。
今度は親子2人がそれぞれお役についての物語となる様子。
いつ頃、出版されるのかな?
なんか次々シリーズに手をつけてらっしゃいますからねぇ、上田さん。
ま、気長に待ちましょうか。
始まっても、すぐには終わらないだろうし、他のシリーズも楽しんでますからね。
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