個人的には第一作に次ぐ面白さでした:読書録「マスカレード・ゲーム」
・マスカレード・ゲーム
著者:東野圭吾
出版:集英社
「グランド・ホテル」形式でホテルを舞台にしたミステリーに仕立てた第一作(マスカレード・ホテル)
前日譚の第二作(マスカレード・イブ)。
第一作に続いて映画化された第三作(マスカレード・ナイト)。
…と来ての、シリーズ第四作。
「そこそこ続編映画も興行成績は悪くなかったようだから、次の<映画化>用かな?」
などと、ややヒネクレた思いも抱きつつ、読んでみました。
…思ってたよりも面白かったですw。(東野さん、ごめんなさい)
小説については、どんでん返しも効いた第一作は結構良い出来だと思っていて、それに比べると二作目・三作目は、
「上手いけど、シリーズとして書く必要があるのかな?」
っていうのが、正直な感想でした。
そういう意味では本作についてもシリーズにする必然性があるとは言えないでしょうがw、出来としては二作目・三作目よりも上ではないか、と。
終盤のある展開には、思えわず胸を突かれるシーンも…。
ちゃんと「振り」はされてるんですよね〜。
いや、こういうところはホント上手いです。
映画化あるかな?
なかなかメンツも豪華なので、難しいかもしれませんね。
でもあったら見てみたいなと思いましたよ、本作については。
まあ、何作目になっても距離感が縮まらない主人公二人の関係性はどうかとは思いますがw。
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