大物を揃えて、こう言うアホな映画をシレッと作っちゃうところがなぁ…:映画評「ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード」
ライアン・レイノルズ、サミュエル・L・ジャクソン共演のアクション・コメディ「ヒットマンズ・ボディガード」の続編。
題名の通り、前作のコンビニ加え、サミュエル・L・ジャクソンの妻役サルマ・ハエックが主人公格に格上げとなります。
…っつうか、実質「主人公」は彼女でしょ。コレ。
銃をぶっ放しまくるイカれっぷり、下品極まりない言動、感情最優先の行動原理
サミュエル・L・ジャクソンも相当なもんですが、それに輪をかけたキャラになってます。
でもって、悪役(アントニオ・バンデラス)との過去の因縁もあって…
ライアン・レイノルズのファーザーコンプレックス(父親役はなぜかモーガン・フリーマンw)も重要なポイントになってるんですが、物語の推進力は明らかにサルマ・ハエック中心です。
まあ、もともと見て何かを得るようなコメディじゃないですからねぇ。
それをさらにグレードアップして、下品なサミュエル・サルマ夫婦のイカれた大活躍に、ライアン・レイノルズの自虐&体を張ったギャグ。
それ以上を求める必要もないし、求めても何もない…というw。
続編?
あっても、なくてもいいし、だいたい本作自体、前作との関係性はそこまで重要じゃない。
「アホやな〜」
と画面を観ながら2時間ほど過ごすだけの映画です。
それでいいんだけどね。