お酒との付き合いはホドホドに:映画評「アナザーラウンド」
中年の危機にドップリハマり込んだ4人の高校教師がアルコールの力を借りて、それを突破しようとするが…
という話。
初っ端の中年オヤジのショボクレぶりが、お酒の力でイケイケに。でも調子に乗り過ぎて社会的にも家庭的にも破綻し、ついには悲劇が…という流れですが、それ自体はある程度予想がつく展開。
それを演出と、役者たちの演技でグーッと引っ張ってくれます。
まあ、マッツ・ミケルセン。最高っす。
なんか日本映画だとどっぷりアルコール依存症にハマって、
「アルコールは悪だ!」
みたいになりどうそうですが、そこんとこは、
「要は付き合い方。上手く付き合わないとね」
くらいのところにおさまってます。
だからこそのラストのハッチャケですし。
ただまあ、アルコール耐性がかなりちがうので、日本人はこうはいかんってのもありそうですw。
個人的にはトニーの飼い犬がどうなったかが気になります。
ラストでマッツの家で引き取る…みたいなシーンがあったら100%の映画だったなw。
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