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妊婦の奥さんもまあまあ強い:映画評「アド・ヴィタム」

ヨーロッパ映画をそんなに見てないので、登場人物たちにあまり馴染みがなく…
その分話のリアリティーが増して見れたのかもしれません
地味な印象になっちゃうのは否めないですけど。

『アドヴィタム』は、2025年公開のフランス・ベルギー合作のサスペンス映画です。元特殊部隊員のフランク・ラザレフは、ある任務の失敗から部隊を去り、妊娠中の妻レオと新たな生活を始めます。しかし、謎の武装集団に自宅を襲撃され、レオが誘拐されてしまいます。フランクは妻を救うため、過去の任務に関連する重大なスキャンダルの真相を追い求め、命がけの戦いに身を投じていきます。  
「アドヴィタム(Ad Vitam)」は、ラテン語で「命のために」や「永遠に」という意味を持つ言葉です。映画のテーマである命や家族、そして生存への執着心を象徴するタイトルとして使われています。

(ChatGPTサーチ)


作品のテンポが落ちる感じがあって、僕は回想シーンが多い作品ってあんまり好きじゃないんです。
ただ、この作品については、割と回想シーンがをうまく使っているかな?
結構長い尺をとってるんですけど、そこで夫婦の関係性とか同僚やその家族、後輩とのつながりとかを描いていることで、回想明けのドライブ感のあるアクションシーンがスッと頭の中に入ってくる感じがあります。
もちろん、そこのところは「マクガフィン」なんだけど、そこを丁寧に描くところがフランスがっぽいっていうか…
ハリウッド映画とは違う印象です。
アクション映画としてはドライブ感が全体としては薄くなっちゃうっていうのは確かにあるでしょうけどね。
そこはまぁ何を大切にするかってことかと。


アクションシーンも、もちろん体を張ってって言うところもあるんですけど、アイディア勝負みたいなところもあってなかなか楽しめます。
カーチェイスに絡む「アレ」ってなかなか面白いですよね。
ドンパチや派手な爆発だけがアクションじゃないんですよって言うところでしょう。
日本的にはこっちを目指して欲しいですかね。


まぁ傑作とかではないです。
でも、時間があるときにアクション映画好きなら見てみても損はしないんじゃないでしょうか。
まぁ、若干地味と言えば地味かもしれませんけどw。


#映画感想文
#アドヴィタム
#Netflix

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