ミリー・ボビー・ブラウンだから、やられっぱなしじゃ終わらないw：映画評「ダムゼル/運命を拓きし者」
ミリー・ボビー・ブラウン主演のNetflixオリジナル映画。
「DAMSEL」ってのは「囚われの姫君」って意味らしいですけど、ミリー・ボビー・ブラウンがおとなしく王子様とか待ってたりするわけがないw。
ま、そこらへん、邦題の副題は「ネタバレ」かな。
かつて竜と契約を結んだ王国。
貧しい国の王女エロディはその国の王子のもとに嫁ぐことになる。
自分の国と比べて豊かな国に驚き、ハンサムで礼儀正しい王子にも好感を持つ。
だがその結婚の裏には「何か」があるようで、エロディの継母はそのことを危惧する。
そして結婚式ののち、エロディと王子はその国の儀式を執り行うため、山へと向かう…
…と言う序盤までは、不穏な雰囲気が垣間見えながらも、シンデレラストーリー的展開。
もちろんそれはフェイクで、儀式で山に取り残されたエロディは、その山に棲むドラゴンと対決することになるわけです。
まあこのドラゴンの方も訳ありで、何やら「エイリアン2」っぽい、
「来るならこいや」
っぽい女と女の対決になるあたり、実にミリー・ボビー・ブラウン・
こうじゃなきゃねw。
エロディ、継母、女王、ドラゴン…と敵も味方も強え女性陣がガチンコやってて、男性陣の影が薄い薄い。
王子はまあ、ちょっと善人っぽくもあるんですが、この女性陣にはとても対抗できません。
映画としてはどうかな？
公開で観るには、もうちょいスケール感が欲しいところでしょうか？
配信で見る分には、存外ラストのスッキリ感もあって、悪くないですけどね。
まあ、
「あ、そこまでやるんだ」
ってのもあるけどw。
良くも悪くも「ミリー・ボビー・ブラウンの映画」なんで、それでOKな方はどうぞ。
フェミっぽいとか言う人は避けた方がよろしいかと。
いや、思想性はないんだけどw。