うん。いい映画です。:映画評「CODA あいのうた」
本国ではApple TVオリジナルだけど、日本じゃなぜかprime VIDEO配信。
いや、別にいいんですけどw。
気にはなってたんですけど、なかなかタイミングなくて、元旦の夜に妻と娘と観ました。
まあ、評判もいいし、賞レースも制しているので、「いい映画なんだろうな」と思ってましたが、予想違わず良い映画でした
聾唖者の家族(両親、兄)に1人だけ健常者として生活している娘が、音楽(合唱)の才能を見出され、音楽大学への進学を教師に後押しされる。
でも漁師一家にとって、「話ができる」娘を失うことは生活上も厳しいものがあって
…という話。
演出も演技も過剰にならず、それでいてエモーショナルな出来になっています。
下品で、傍若無人で、頼りなくもある父親
終盤、娘の「晴れ舞台」を彼の<視点>から描くところから、娘の<歌>を感じるシーンには強く心を打たれました。
いや、もう、どうしょうもない父親なんだけどな〜。
貧しいし、社会的にも孤立しているようなところもある家族なんだけど、お互いを思いやる気持ちはしっかりとある。
シンデレラストーリーなんだけど、心を打つのはその「家族愛」…というお話。
ただし、「下品シーン」もありますのでご注意。
高校生の娘と観てたんですが、ちょっと気まずくなりましたw。
いや、娘は楽しんでたようですが。