モラルはない(殺し屋なので):読書録「殺し屋、やってます。」
・殺し屋、やってます。
著者:石持浅海
出版:文春文庫
表の稼業が経営コンサルタントの「殺し屋」が、依頼された案件にある「ちょっとした謎」を解く…と言うスタイルの短編集。(7篇収録。うち1篇は主人公が「殺し屋」じゃないんで、番外編と言ってもいいかも)
「殺し」が扱われてるけど、解く謎は「日常系」ってのが面白いトコです。
「殺し屋」らしく、モラルはありませんw。
仕事を引き受けるにあたっては動機等を深掘りしないことを信条としているので、「謎」を解くのは(基本的に)「仕事の後」。
殺しちゃってるんですよね。
まあ、殺されるには殺されるだけの…ってトコもあるんですが、見合うだけの「悪さ」をターゲットがしてるかどうかは…。
職業意識とモラルのなさ。
ここら辺を受け入れれるかどうか、ってのはあるかもしれません。
(ってまあ、そんな人は買わないか。こんな題名の本w)
僕は面白く読みました。
「短編」ってのもちょうど良かったです。
続編が単行本で発売中。
そっちに手を出すかどうかは、微妙なとこw。
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