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ハッピーなバッドエンド:Unnamed Memory Ⅳ、Ⅴ、Ⅵ
・Unnamed Memory Ⅳ・Ⅴ・Ⅵ
著者:古宮九時
出版:KADOKAWA(Kindle版)
第一部(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)を読んで、
「これはまとめて読むべきやな」
と思って「Ⅵ」が出版されるまで1年数ヶ月。
いやぁ、「第一部」のストーリー、忘れちゃいましたがなw。
とは言え、第一部ラストの衝撃的な展開は記憶に残ってましたし、まあそれが頭の中に入っていれば、基本的なところは分かります。
精緻に織り込まれた(らしい)「折り返しの物語」を楽しむには、少し不足しますがねw。
主人公二人の<無双ぶり>と<イチャイチャぶり>を楽しむ…って言う構図については第一部と同様。
第二部の場合は、「王族としての責務」ってのが味わいとして加わっていて、それが二人のロマンスの彩りとなります。
僕の嗜好としては「イチャイチャ」よりも、そっちの方が好みかな。
そう言う意味では、個人的には第一部よりも第二部の方が傾向としては合うかもしれません。
…とはいえ、本書はやっぱり第一部・第二部併せての「大きな絵」が読みどころ。
第一部のラストの選択が決して「ハッピーエンド」ではないように、第二部の決着も「ハッピーエンド」ではない。
でも主人公二人にとっては、決して「悲劇」でもない。
…と言うところが、本書の興味深いところなのではないか、と。
ロマンチックっちゃぁ、ロマンチックなんですけどw。
「まあ、面白かったです」
とまとめようと思ったら、どうやら「続編」がある様子。
時代的にここから下っていくのか、「揺り戻し」の時代のエピソードが描かれるのか?
webでは番外編的に短編が書かれてるらしいので、それをまとめるのかな?
ま、いずれにせよ「Ⅵ」では終わらないようです。
う〜ん、どうしようかなぁ。
<イチャイチャ>メインになるんなら、もう読まなくてもいいんだけど…。