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「運命の出会い」(ソウルメイト)だからと言って、メンテしなくていいわけじゃない:映画評「ラブ・アゲイン」
ジェーン・スー/高橋芳朗コンビの「ラブコメ映画」紹介本に触発されて視聴(prime video)。
「どれ観ようかな〜」
と思ってたんですが、「男性の成長譚」でもあるとの指摘からこちらを選んでみました。
高校時代に結婚して25年を共に過ごした主人公夫婦(スティーヴ・カレル、ジュリアン・ムーア)。
妻が突然「浮気」を告白し、「離婚」を切り出す。
家を出た夫は、バーで出会った遊び人(ライアン・ゴズリング)に「男」としてのレベルアップの術を教えられ…
まあ、「マイ・フェア・レディ」の逆バージョンですね。
この「変身」シークエンス、なかなか参考にもなるのですが、ストーリーとしてはこの「変身」によって「妻が見直す」なんて展開にはならないところが、価値観がアップデートされたラブコメ映画です。
結局、主人公夫婦の危機というのは、夫が妻にも自分にも向き合っておらず、ちゃんとしたメンテをしていなかったことに原因があるんですよね(その点は最初から明示されています)。
ライアン・ゴズリングによって「自分」のメンテをした夫は、妻と向き合い、自分達の関係をしっかりと見直すことで、立ち直ることができる…という流れ。
もともと「好き合ってる」二人ではあるので。
(妻の浮気相手は「ケヴィン・ベーコン」。結構「いい人」です。映画的には「ケヴィン・ベーコンの無駄遣い」w)
ライアン・ゴズリングの「教え」で変身するスティーヴ・カレルが見どころの一つでもあるんですが(「内面」の成長が「外見」にも反映していく流れもあります)、スニーカー(ニューバランス)を捨てさせ、GAPのジーンズに見切りをつけさせる等のシーンは最高w。
…なんですが、ファストファッション・ユーザーの僕としては複雑なところも…。
コンバース、やめんとアカンかなぁw。
#映画感想文
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