ストレートなハードボイル作品:読書録「危険な男」
・危険な男
著者:ロバート・クレイス 訳:高橋恭美子
出版:創元推理文庫(Kindle版)
物語としてはあまりひねりのないハードボイルド小説。(題名も、割とストレート)
まあ、あんまり「ひねり」がありすぎるのもねぇ。
久しぶりに読む「ハードボイルド小説」なんで、このストレートっぷりが結構新鮮な感じでもありました。
何作も続けて読むと飽きちゃうかもしれませんがw。
シリーズとしては「モンキーズ・レインコート」にはじまるエルヴィス・コールもののスピンオフのようです。
主人公はコールの相棒で、無口でむっちゃ強いジョー・パイク。
スペンサーの相棒のホークみたいなもんですね。
あそこまでアウトローな立ち位置じゃなさそうですが。
<もしきみたちが人質に、そうだな、アフリカのテロ組織ボコ・ハラムや中米の麻薬テロリストに人質にされたとしたら、国防省が送りこむのが、まさにパイク氏だ。こういう人物を送りこんでほしいとだれもが願うような、そういう男なのだ。>
そう言うキャラですw。
エルヴィス・コールものはデビュー作の「モンキーズ・レインコート」は何となく読んだことがあるような…。
一時期、ハードボイルドものは読み漁ってたんで、その中で何作か読んだことはあるかもしれせん。
全然覚えてないけどw。
でも読ませるところはあるなぁと思います。
比較的ストレートな「アーチャー」シリーズよりも、さらにストレートですがw、そのストレートぶりが好感持てると言いますか。
ジョー・パイクものは他には邦訳はないようですが(1作、出版社の倒産で廃刊になってます)、コールものや他のスピンオフは出版されてるようです。
「気が向いたら読むかも」候補には入れておこうかなw。
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