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フリがどうなんだろ?:映画評「BROKEN RAGE 」

Amazon primeオリジナル映画の北野武監督作品。
主演はビートたけし…ですね。
もうだいぶネタバレはされてるんでイイと思うんですが、前半はノワールなドラマになってて、後半はそれをフリにしたコメディとしてひっくり返す…みたいな作品です。

Broken Rage(ブロークンレイジ)』は、北野武監督が監督・脚本・編集を手掛け、主演も務める実験的なAmazonオリジナル映画です。

ストーリーの概要
• 前半(シリアスパート):物語は、貧乏な殺し屋「ねずみ」(北野武)が、ヤクザと警察の板挟みとなりながら、依頼を受けて一人また一人とターゲットを狙うクライムアクションとして展開されます。警察側の取り調べや、覆面捜査官としての潜入劇がスリリングに描かれ、北野武ならではの暴力と緊張感が際立ちます。
• 後半(セルフパロディパート):前半と同じ物語を元に、セルフパロディの手法を用いてコメディタッチに再構成。キャストたちのボケやアドリブ、予想外の展開が特徴で、シリアスな物語が一転してユーモアに溢れる内容となっています 。

総評
『Broken Rage』は、北野武監督がこれまで築いてきた暴力的でシリアスな映像美と、彼自身のお笑い芸人としての才能を融合させた実験作です。従来の北野作品の枠を超え、映画としての「間」や新しい表現方法に挑戦している点が特徴です。映画ファンにとっては、北野武の新たな試みに触れる絶好の機会となるでしょう。

(ChatGPTo3mini)


…とo3miniさんはまとめてくれてますが、北野武/ビートたけしは結構コメディ映画は色々やってて、割と外しまくってたような気が…w。
まあ難しいんだよね。日本のギャグというかコメディの映画化って。
松本人志もハマりまくってるもんなぁw。


そう言う意味で言うと、本作の後半のコメディパートは存外…って感じはしました。
いつものビートたけしの小ネタやってるよ
…ってはじめは思ってたんだけど、それを貫いたのが良かったというか、なんというか。
いや、新しいことやったとは思わないけど、なんかニヤニヤはさせられました。


むしろフリのはずの「シリアスパート」がなぁ。
う〜ん、コレってドラマとして成立してる?
構図としては、キッチリ作り上げたシリアスでノワールな前半がガッチリハマったところで、後半でガラリとひっくり返して落とす…と言うところでしょう。
そのギャップが仕掛けの基本なんだと思うんですが、あまり前半の出来が良くなくて、ギャップが効いてない感じがするんですよ。
実際、前半、随分と長く感じました…


まあどうですかね。
北野作品としてはそんなに出来がいいとは…
いや、僕もあんまり最近は見てないんですけどね。北野作品。
60分だから、暇つぶしに見るには悪くないかも。
60分以上に感じるとは思うけどw。


#映画感想文
#broken_rage_
#北野武

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