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スポーツ映画のパターン通り。だから熱くなる。:映画評「ハッスル」
「アダム・サンドラー」はねぇ…。
もう、「アメリカン・コメディ」の本質的なことは分かんない…ってのの象徴のような役者さんで
シーン、シーンでは爆笑させてもらうことも多いんですが、映画としては「う〜ん」ってことも少なくないです。
同じくNetflixオリジナルの「マーダー・ミステリー」もそんな感じ。
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でも本作はグッと入りました。
思うようにならない、冴えない中年のおっさん。
でもコメディに流れるんじゃなくて、積み重ねてきた熱意と、根っこのところにある「後悔」とも違う遣る瀬無い思い。
それが「未来」を閉ざされようとしている才能ある青年との出会いで爆発します。
まあ、スポーツ映画のパターンではあるんですけどねw。
「ロッキー」…よりは「グリード」寄りかな?コーチ目線だから。(舞台はフィラデルフィア)
でもいいんです。
それが「熱く」させてくれるんだから。
多分、NBAファンならもっと熱くなるはず。
新旧のNBAスターが本人役も含めてズラッと出てきます。(エンドクレジットで延々紹介されますw)
僕はNBAはよく知らないんで、「?」ってとこも多かったんですけど、それでも「すげぇ(んだろうな)」って気分にはなりましたw。
(スカウトする相手「ボー・クルス」役は「ファンチョ・エルナンゴメス」。NBAの現役スターのようです)
「大ヒット」するような映画じゃないとは思うんですが(多分)、安定感は抜群。
体育会系映画がお好きな方にはオススメですw。