50を過ぎて思う「私らしい幸せのカタチ」について
はじめまして、「50から私的幸せのカタチ」のすずりん、です。
「なんで50からなの? 30代40代と何が違うの?」
「人生の後半戦」「ザ・更年期」に入った50代。
気持ちは変わらないのに、外見や体が少しずつ変わってくる50代。
私自身、「年齢」と向き合うことが辛かった40代半ばから、50を過ぎて「老い」は自然なことだと少しずつ受け入れられるようになった現在。
その変化の過程を書きとめておこうと思い、noteを始めました。
若さを保つことがテーマだった20代30代。失われていく若さと迫りくる老いに揺れ動く40代。
20代から美容編集者&ライターとして若さの秘訣やメイクテク、スキンケア法などを中心に、さまざまな広告&雑誌&ウェブ等の制作に関わってきました。
歳を重ねながら若々しく美しくなることをテーマに沢山の化粧品を試し、専門のプロに取材し、企画のディレクションもしてきました。
40代、ふと感じた自分の「老い」。
シミやクマを隠そうと何度もファンデを重ねたら、シワが目立って厚塗りに。
外出前、メイクはバッチリしたけど、生え際の白髪を見つけてガッカリ。
後輩若手編集者のつやつやの肌やピカピカの白い歯に嫉妬を覚えたり。
仕事で若さや美しさを提案すればするほど自分の「老い」を意識せざるを得なくなり、あんなに好きだった美容の仕事が楽しくなくなってしまった。
老いていく外見と向き合いながら美しく歳を重ねるって、どうすればいいんだろう…。
老いと向き合うことで、自分らしい幸せを見つけ出す50代
2020年コロナ禍の外出自粛中に50歳になった私に起きた「あのこと」。
新型コロナウィルスで世の中が一変した2020年春、コロナへの恐怖や不安で急激に精神が崩壊してしまった母親の姿に直面。
それからの2年間は、私や家族にとって悪夢の繰り返しでした。
幸い母は現在寛解して元気に過ごしていますが、「あのこと」が私の人生に大きな影響を及ぼしたのは確か。
老いることは不安との戦いでもあり、大きな恐怖は精神にダメージを与えることもある。そう気づいた私にとって、この悶々とした老いへの不安や恐怖をどう解消したらいいのか。解消できない限り、私のこれからの幸せは見つからないのかもしれない、と。
怖さや不安を解決するには知識を得ること。介護の勉強をし、実際に介護士として働きはじめて「老い」を知る。
2022年秋、3ヶ月の研修後、介護士初任者研修の資格を取得。
2022年冬、編集者兼、介護士として、地元のデイサービスで非常勤のダブルワークをスタート。
いま、介護士として働いて2年。
今、私の老いに対する漠然とした不安や恐怖はだいぶ減ってきたと思います。
老いは当たり前のこと、生物として自然なこと。
介護士として高齢者の方と接することで「老い」は人生の流れであり、生きることは老いていくことなんだと思えるようになってきました。
とはいえ、素直に受け入れることができなかったりも、します。
本音を言えば、「老い」はイヤ。だけど仕方がない。
不安が増えていくからこそ、できるだけ好きなことにフォーカスしたい。
不安にとらわれすぎると息苦しくなる。
老いと戦いすぎると疲弊する。
「老いることが不安になること」だとわかっているからこそ、自分が好きなこと、楽しいこと、嬉しいことにできるだけフォーカスしていきたい。
自分らしい「幸せのカタチ」に目を向けていきたい。
今はそれが私の「テーマ」。
これからは個人として、編集者としてその「テーマ」にどう取り組むか。
グルグルと回り回って行ったり来たりしていますが、とりあえず、カタチにしていきたいと思います。
Where there is a will, there is a way.
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