「昇天夢心地」
【ゲーム小説】
8歳のとき
字ばかりの小説が教科書の様で
嫌いで仕方なかった。
|ω・`)ショボーン
しかし
ドラゴンクエストが楽しくて
この小説を読んだら
凄く解りやすくて面白い。
お陰で俺は
小説デビューが出来
ゲームの小説だけは
読むようになっていた。
特に表紙の絵が好きで
その絵を見てるだけで妄想が暴走し
完全に小説の主人公になって
冒険をしてしまってた。
買う小説は
プレイしたゲームの小説ばかりで
ゲームの世界観を知ってた分
すごく面白く読めた。
俺は
ロールプレイングゲームが好きで
ファンタジーゲームの小説ばかり
色々買ってた。
中には
「ドルアーガーの塔」と言う
大ヒットゲームの小説もあって
もちろん買ってしまった。
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【意外な小説】
ゲーム小説は
ゲームのストーリー通りに
内容が進行してない。
|ω・`)ショボーン
小説を読み始めた頃は
この事が少し不満だったけど
ゲームよりリアルな世界観で
すぐに許容できた。
俺が買った小説の中には
どう考えても小説にできない
「スーパーマリオブラザーズ」の
小説もあった。
読んでみると
マリオしか登場しなくて
しかもマリオが凄く渋いキャラ。
(ΦωΦ)フフフ…
俺は
ゲームと全然違う世界観だったけど
登場キャラがゲームのキャラで
何とかマリオの世界を妄想できた。
その他にも
シューティングゲームの
スターソルジャーの小説もあり
思わず買ってしまった。
当然
元々ストーリーなんて無い
シューティングゲームの物だから
完全オリジナルストーリーだった。
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【小説じゃ無い小説】
ある日学校で
一週間後に読書感想文を書く
俺が大っ嫌いな授業をすると
先生に言われてしまう。
この時俺は
ゲームの小説を読んでたので
この感想文を書こうと思った。
(*´-∀-)フフフッ
俺は
読書感想文の為に
新たに本を読むのが面倒で
この作業を無くそうとした。
そして先生に
「小説読んでるから
その本の事かくよ!」と
得意げに言ってみた。
すると先生は
「ゲームの小説でしょ?」
「そんなのダメ!」と
納得できない事を言われてしまう。
この時俺は
「何でゲームの小説読んでる事を
先生が知ってるんだ?」
そう感じて疑問に思った。
でもすぐに
「母親がチクったに違いない」と
はっきり解った。
(# ゚Д゚)プンスコ
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【適当な本】
仕方なく俺は
新たに本を読む事にし
読書感想文用の本を
本屋に買いに行った。
しかし
子供用の本が置いてある場所には
大好きなファンタジー小説が無く
ゲンナリしてしまった。
そこに置いてあった本は
歴史上の人物の本とか
昔話の本とか子供用の小説ばかり。
ε-(ノд`; )フゥ…
元々文字が嫌いな俺は
これらの本に抵抗感があり
とても読む気になれなかった。
(ヽ''ω`)ゲンナリ
でも
どれか選んで買わないとならず
簡単に読めそうな本を
適当に選ぶ事にした。
色々選んでた時
ふと本の題名を見ると
「なんだかへんて子」という
本があった。
この本を少し立ち読みしたら
主人公の小4の「ヒロキ」と
母親の化身が子供姿になった
「さびしんぼう」の物語。
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【読書感想文】
この「なんだかへんて子」は
凄く読みやすい小説で
すぐに夢中になれた。
そしてまた俺は
どっぷり小説の世界に魅入られ
早く続きが読みたくなった。
(*´-∀-)フフフッ
家に戻った俺は
夕食後いつもの様にリビングで
寝転がってこの小説を読んだ。
しかし
相変わらず本を読むのが遅く
どう頑張っても1日に
10ページ位しか読めない。
でも俺は
初めて読んだゲーム以外の
この小説が面白くて
夢中になれて読めた。
その後なんとか俺は
1週間後の読書感想文の日まで
ギリギリ読み終わった。
ヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪
そして感想文を書くと先生に
「こんなに感想文上手だっけ?」
「凄いじゃん!」と褒められて
嬉しくなってしまった。
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