「帰り道の洪水」
【お迎え】
5歳のとき三郷団地に住んでて
この団地には東側と西側を繋ぐ
歩行者専用の橋があり中心には
人工芝が敷かれ低い柵で囲われてた
人工芝の下には水道管がたくさんあり
ある日の事その水道管が壊れて水が
天高く吹き上げてて橋の上だけ大雨で
俺の膝まで水が溜まり洪水になってた
幼稚園の帰り母親とそこを通ると
子供達がずぶぬれで人工芝で滑って
遊んでたから俺も遊びたいと言うと
母親に絶対ダメ!ときつく止められる
ショボ──(´・ω・`)──ン
この日俺の幼稚園のお迎えの帰り
いつもなら次は弟の保育園に行き
一緒に帰るのだけど今日はたまたま
保育園にはいなかった
理由は保育園で他の場所に遊びに行き
橋の上の水道管が破裂して橋が洪水で
保育園に戻れなくなってしまい母親が
現地に迎えにえに行かないとならない
現地は団地内にある大きな丘の公園で
そこにピクニックに行ってるらしく
母親は俺を家に置いた後また急いで
弟のヨッチを迎えに自転車で向かった
ε-(ノд`; )フゥ…
大きな丘の公園は洪水の橋と逆方向で
特に問題なく現地に行けるようで
その間俺は家の中で1人で遊んで待ち
すると母親があっという間に帰宅した
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【情報提供】
母親が帰宅するともう夕食の時間で
すぐ料理を始めその間2歳のヨッチと
俺は一緒にミニカーで遊んでたが
橋の噴水で遊びたくなってきた
なので夕食が出来るまでの時間母親に
少しだけ洪水の橋に行きたいと言うと
「ずぶ濡れになって風邪ひくから
絶対ダメ!」とまた断られてしまった
(;д;)グスン
とても残念だった俺はヨッチに
橋が洪水になってる事やみんなそこで
楽しそうに遊んでる事を愚痴ったが
言葉を理解してくれず無関心の様子
仕方なく洪水の橋に行くのを諦め
そのまま夕食が出来る間ミニカーで
ヨッチと一緒に遊んでるしかなく
とても心残りだった
その後父親が帰宅してくると革靴と
スーツの足首の上位までずぶぬれで
父親も洪水の橋を渡って酷い目に合い
母親に色々愚痴ってた
俺は橋の洪水の現状が気になったので
父親にどんな状況か聞いてみるたら
誰かがテレビ局にこの事を電話して
情報提供したらカメラがいたらしい
そこを通ってきたから父親が自慢げに
「明日テレビに映るかもしれないな」
と話してくれたので楽しみになって
翌朝のニュースが待ち遠しくなった
(´∀`*)ウフフ
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【遊べない悔しさ】
翌朝テレビでてニュースを見てたら
橋の上の洪水の事を放送してて
父親が映ってるか楽しみにしてたら
結局最後まで映ってなかった
映ってたのは吹きあがった水の下の
人工芝で腹ばいになって滑る子供達で
せっかく父親がテレビに映ると思い
楽しみにしてたのにとても残念だった
|ω・`)ショボーン
そしてこの日も幼稚園に行く為俺は
制服に着替えて鞄をもって支度し
自転車に乗って洪水の橋に行くと
まだ水が噴射しっぱなしになってる!
それを見た母親が唖然としてしまい
ここを通らないと幼稚園に行くには
遠い回り道をしなくてはならないから
時間に間に合わないと言ってた
すると母親は自転車から降りて
俺をおんぶして自転車を押して歩き
橋の洪水を膝下まで濡れながら渡り
その後自転車に乗って送ってくれた
俺は今日の朝になっても水道管が
修理されずにまだ噴水してたから
今日こそ幼稚園が終わったらここで
思いっきり遊んでやろうと計画する
幼稚園が終わり母親とこの橋に来ると
完全に復旧され噴水が止まってて
母親は大喜びをしてたけど俺は噴水で
遊べなかった事がとても悔しかった
(´;ω;`)ションナー