「眩しい夏の洪水」
【帰りの時間】
5歳の時に埼玉県の三郷団地にある
天使幼稚園に通っててここは帰に
園児を教室から出して校庭に並ばせ
ここで親が迎に来る間待つ事をしてた
待たせられてる間手を2回叩いた後
両腕を前に伸ばす運動をやらされ続け
両親が迎えに来てくれたら止められる
拷問をしなくてはならなかった
ヒィー(゚ロ゚ノ)ノ
この運動をする時は先生が放送で
「とんとんま~え」と言い続けてて
この掛け声に合わせて運動させられ
最大で15分間続けなくてはならない
15分の間に両親が迎えに来ない場合
園児たちはいったん教室に入らされ
玩具で遊びながら待つ事になり
その後親が来たら一緒に帰って行った
天使幼稚園は17時が終了時間で
このとき迎えに来れない両親の為に
最大で19時まで預かってくれる
とても良心的な幼稚園だった
俺の母親も仕事をしてたのだけど
必ず17時過ぎには迎えに来てくれて
教室に入り待たされる事が1度もなく
その後玩具で遊べる子が羨ましい
母親はいつも3輪自転車で迎えに来て
俺は荷台に乗せられ更に隣の保育園に
通ってる弟のヨッチを迎えに行って
ヨッチと2人並んで荷台に乗り帰った
ε-(ノд`; )フゥ…
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【水道管破裂】
ある日幼稚園の時間が終わった後
校庭で運動しながら母親が来るのを
しばらく待つと遠くに母親が見えて
俺は走って母親の所に向かった
(∩´∀`)∩ワーイ
しかし母親の所に到着すると
今日は雨なんて降らなかったのに
母親の靴とズボンが膝まで濡れてて
不思議に感じてしまった
しかも他の子の母親達も膝まで濡れて
一体何があったのか聞いてみると
「来る途中の道で水道管が破裂してて
洪水になってるの」と言う
それがどんな状況が解らなかったが
とりあえず母親が膝まで濡れてるなら
俺の場合腰上まで濡れるて行かなきゃ
家までたどり着けない事が解かった
そしてこれから隣の保育園にヨッチを
迎えに行って帰えるのだと思ったけど
ヨッチは保育園児全員で外出してて
この後直接迎えに行けないらしかった
なので俺はヨッチの保育園に寄らず
いったんこのまま家に帰る事になり
水道管が破裂した現場まで荷台に乗り
そこで降りて歩くように言われた
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ
現場に到着したらそこは三郷団地の
東側と西側を繋ぐ歩行者専用の橋で
真ん中の分離帯の所に柵があり
柵の中に人工芝が敷いてある橋だった
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【濁流渡り】
そして柵の中にあるマンホールから
水が噴射してて空高く舞い上がり
その橋の上に雨の様に水が降り注ぎ
地面を見ると橋の上が洪水になってた
水道管が破裂した付近を見ると
周辺で子供達が水浴びして遊んでて
その光景がとても楽しそうだったから
俺も遊びたくなってしまった
なのでその事を母親に言うと
「制服着てるんだから絶対ダメ!」と
きつく止められてしまい仕方なく俺は
いったんこのまま家に帰る事にする
そしてこの川を渡る為母親と一緒に
いったん自転車から降り自転車を引き
徒歩で橋を渡り始めたら思った以上に
水の流れが速くて橋の柵につかまった
この柵は網目の柵で絶対落ちないから
安心して橋を渡れたけど水の深さが
胸近くまであり少し不安になりながら
一生懸命歩いていった
母親も水の勢いのせいで自転車が
横方向に流されそうになりながら
キャーキャー言って何とか渡り切り
結局俺の制服もびしょ濡れになる
ヒィィィ!!ε=ε=(ノ;゚Д゚)ノ
その後家に到着したらすぐに母親と
一緒にシャワーを浴びて全身洗われ
その後洪水の橋に遊びに行きたいと
母親に言ったら猛烈に止められた
ショボ──(´・ω・`)──ン