オリジナル香水の世界 | Z30
「オリジナル香水が作れるお店があるんだけど、行ってみる?」と彼女さま(婚約しました)からお誘いいただき、恵比寿に本店を構えるショウレイヤードさんに行ってきました。
沢山の用意された香水を自分好みの比率でブレンドして、自分だけの香水を作り上げることができるとのこと。香りだけでなく、瓶の形やキャップのデザイン、香水の名前まで自分で決められるとのこと。心が躍ります。
オリジナル香水は予約必須。店員さんがマンツーマンで対応してくれるので、すごく落ち着いた雰囲気の中で香水を選ぶことができました。
まずこの写真の上部に写っている試験管から香水の色を選びます。ただ僕は服につける使い方を想定していたので、色は泣く泣く諦めました。この色が服に移る可能性があるとのこと。
それから瓶・噴出口・キャップ・ラベルデザインを選びます。もうここの組み合わせだけで1万パターンくらいあるのではなかろうか…。瓶のデザインによって内容量も変わってくるのですが、香水を使っている人はわかる通り50ml使うだけでも相当な時間が必要なので、できるだけ小さい30mlをチョイスしました。
選んだ香水瓶のデザイン組み合わせ。
透明なチョイスになりました。香水の名前は前日から悩んでいて、ラテン語にするとか、鳥の名前にするとか、名言を入れるとか、数字と記号にするとか、散々迷った挙句に好きな曲である「messenger」を刻印してもらうことにしました。香水にメッセンジャーって、ちょっといいでしょ。
さて、ここから肝心の香水選びが始まります。30種類の香水から自由に香りをブレンドしてもらえるのですが、そもそもまずこの30種類を理解しないことには始まらない。
彼女さまはあらかじめウェブサイトを熟読していて、ここの香水への理解を深めていたので熟練度は僕よりはるかに上っぽい風格でした。まずは左から順番に紙の匂いを嗅いでいって、自分の好きな匂いの傾向を確かめていきます。
結果として、柑橘系とか甘い花の匂いというよりは、深い森のような匂いが好きだということが判明しました。(でも後日談として香水を複数持つと、今度はさっぱりした匂いとか、いつもと違う自分になるための新しい匂いも欲しくなるな…と思ってしまいました。これは沼の予感)
森系といっても「良いな」と直感で感じた匂いが複数あり、それらを何度も嗅ぎながら検討をつけていきます。
とはいえそもそも好きな匂いと好きな匂いをブレンドさせたら自分にとって最強の香水になるのでしょうか。そんな単純なものではない気がする…。
でも店員さん曰く、とりあえず好きな匂いを1:1で混ぜてみて、そこから調整したりアクセントの匂いを足したりするのが良いとのこと。
そもそもほとんどの人は香水を混ぜるなんてことはしたことがないはずで、そうしたら確かに好きな匂いを1:1で混ぜたほうが良いよな、と素人ながら納得してしまいました。
そんなふうにオタオタしている僕の隣で彼女さまはびっしりメモが書かれた手帳を手に何やら書き込みまくっていてオソロシイです。
なんとなく全体の匂いがわかって、好きな匂いがわかったところで店員さんに匂いを複数伝えてブレンドしてもらいます。僕は好きな匂いをまずは2つブレンドしてもらい、匂いをチェック。もう少しアクセントが欲しくなり、ちょっとクセのある香水を追加して1:1:1でブレンドしてもらいました。
そうするとクセのある匂いが強くなり過ぎてしまったため、今度は2:2:1でブレンドし直してもらうことに。
結構良い感じの匂いになったかも…というか、匂いを嗅ぎすぎて訳わかんなくなってきました。
なんとなく良い匂いだと思うし、結構独特だと思うし、今持っている香水とも被っていないので良いかも??
でも自分が良い匂いだと思っていても他の人が違和感を感じる匂いだったら嫌だなあと思い、思い切って店員さんに「この匂いってどうですかね」と相談してみたら、今まで僕が作ってもらった香水も評価しつつ、やはり2:1:1は匂いとしても珍しいし、「私は好きです」と言ってもらえてちょっと嬉しくなってしまった。(彼女さまはその隣で1:2:1:1みたいな複雑な調合をされていました)
そうして出来上がった香水がこちらになります。
ちゃんと"messenger"のタイトルが入っていますね。そう、この香水は世界に一つしかない"messenger"という香水なのです。ふふふ。
明日からたまにつけて出かけます。
今から楽しみです。
今日はここまで