流れる水は腐らず
淀んだ水はゴミが溜まったり、細菌が繁殖してしまうことで飲んだらお腹を壊すことがあります。すごい匂いがしたりする場合もありますよね。これが腐るの語源なのでしょうか・・・。
常に動いている水はゴミが溜まることはなく、淀んだ水より細菌が繁殖する可能性は低くなります。
常に流れる水は淀んで腐ることがありません。常に活動しているものには沈滞や腐敗がないことの例えとして使われます。
(≒淀む水には芥溜まる)
(≒転がる石に苔は生えぬ)
「流れる水は腐らず、淀む水には芥溜まる」はサッカーやバスケット、ラグビーなどの攻撃の時にも同じことが言えるなと考えています。
味方の動きがなくてパスの出しどころがないとその時点で攻撃が止まってしまって機能しなくなりますが、味方の動きがしっかりとあってパスの出どころがある場合攻撃は厚くなり、機能しやすくなります。部活の時によく話をしていました。
話を戻すと、知識を自分の中に入れることがインプット(入力)なら、アウトプット(出力)をしないと、どんどん溜まって循環がなくなってしまうのかなと感じることが今日ありました。
手入れをせずに沈滞して知識が腐って使えなくなるのだとしたら(=忘れたり、実用できなくなったり)、インプットとアウトプットをバランスよく行なって、循環させることは本当に大事だなと感じます。
知識が自分の中に蓄積されていくことは確かに素晴らしいことなのですが、大事なのはただの知識ではなく、自分や他者のために生かせる形で蓄積しておくことですよね。
自分の中に知識があるつもりでも、いざ使おうと思ったら錆びてて使えなくなってる、なんてことがあったりもします。
「使っている鍬は光る」という状態にしておくことが大切なのだなと感じます。
「使わない能力は錆びる」というのも感じています。
例えば「走る」ということに関してです。
子どもは走る機会が多いので全力疾走ができる場合が多いのに対して、大人は全力疾走する機会がない人がほとんどです。だから大人が全力疾走しようとすると足がもつれたり、よろけたりすることが多いです。アキレス腱を切ってしまったり、肉離れを起こしてしまう場合もありますよね・・・。
でもしっかり使って手入れをしてあげると自分の今もつ能力を最大限発揮しやすくなると感じています。
常日頃、体を動かしている人は難なく全力疾走できるし、体を動かしていない人はなかなか難しい。
いろんな場面に当てはまると思うので、自分に必要な能力はサビつかせないように点検・手入れを日頃からしていきたいと感じています。
インプットとアウトプットを繰り返しながら循環させていきたいと思うことがあったので、忘れないように記事に書かせていただきました。