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別れるときの感情 My Grief, To your future.
春が来た。桜も満開だ。
皆様の運気は如何ですか?残念ながら私個人的には未だあんまり本調子では無い気がする。嗚呼肖りたい。今回の日刊かき集めのテーマは#別れ。
別れが来るから出会いがあり、人はそれを一期一会と呼ぶ。しかし、別れたら別れたまんまな人たち って案外多いなあと思う。そう考えたら。しんみり、とても淋しい。
予期する別れもあるけれど突然やってくる別れもある。
単純な発想だが私は別れというワードを聞くと、どうしてもショパンを思い出してしまう。
私鈴木乃にとってのライトな習い事・・ピアノだった為、出だししか弾けないのだが、
→フジコヘミングウェイさんバージョンをUPしてみました!youtube Channelサマ有難うございます!美しい旋律をぜひご堪能下さい。
この「別れの曲」はショパンを主役にした映画にあやかってつけられた邦題で原題は「悲しみ」という意味だそうだ。ショパンがロシアに侵攻され戦火となった祖国ポーランドと初恋の彼女を思い出して作った曲。更に新たな戦争問題山積みの2022年・・とても哀しい現実である・・。
自分の過去でも反芻してみる別れ。身近な家族や友人の死ですら急にやって来る事はしょっ中だ。
父が死んでから育った街を離れた。それ以来その街とは疎遠だ。住んでいたときは、明日もずっとこの街での暮らしが続くのかと思っていたのに・・人生はときには急変する。
◆恋愛こじらせ?フェミニズム!?
そう言えば昔クラシック音楽好きな彼氏と付き合った事があったが即効破局。価値観の不一致が原因っす。ま、私なんてショパン出だししか弾けないもんなー😳話は多少盛り上がり愉しいが、別にお互いで無くても良さそう〜って印象で終わった。今後、当然その男性と会う事も無いんだろうけどれど。。誰もがそうだろうがやはり私も芸術を愛する人間。また演奏聴きたいのになあーー嗚呼、もう聴けないなんて。何て悲しいんだろうか。
男女の別れって、憂鬱に思えるときが結構ある。ずっと笑っていたいのに、いつもでなくても、たまにはお喋りしたいのに・・凄くややこしい。いちいち恋愛しなくていい様な気すら?男女の関係という間柄にも保証書を付けて欲しいものだ。男女交際が終わっても友達でいる10年保証?とかさ!何ちゃって💧しんみり、アンニュイな気持ちになる。
◆悲しみよこんにちは
フランスのフランソワーズサガンの「悲しみよこんにちは」
私は父の書棚から発見した。読んだ形跡が無かったので保管用だったのかも知れない。本の間には購入した日のレシートが挟まっていた。神保町●●書店、新潮文庫、値段は250円!!当時世界中で大流行した小説。父は新聞記者だった為流行りものをチェックしたかったに違いない。日本でも話題になったサガンのデビュー作。早熟な天才少女と騒がれた。朝吹登水子さんの名訳も特筆すべきである。(現在は新訳が出ている。確か朝吹氏のお孫さんは芥川賞受賞の人気作家、朝吹真理子氏。活躍中だ。)
サガン輩出以後、当時の女流作家は大抵サガンに憧れて成りたがるもんだと言われていた。
青春の残酷さ、叶えられない想い、罪悪感、挫折、後悔。取り戻せない「別れ」という感情に対して毎朝、目覚めた自分は話しかける。
悲しみよ、こんにちは。
一種の苦しみの一つである辛い別れを乗り越えるとゆうアンニュイな感情は、成熟へのオマージュなのかも知れないなあと、ふと思った。
Textby : SuzukinoAyako 鈴木乃彩子
編集:アカ ヨシロウ →
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