本を読むのは好きですか H17
「本を読みなさい」
「あなたは本を読まないんだから、毎週図書館へ行って本を読みなさい」
「あなたは、もっと物語を読みなさい。このシリーズ全巻30巻を読むこと、約束ね」
「物語ばかり読んでいてはいけない。新書を読みなさい。あなたは、もっと一般常識を知りなさい」
「説明文や評論文を読みなさい。難しい言葉を調べ、語彙を増やしなさい」
「教師を目指すなら、いろんな教育書を読みなさい。まず、この本がいいでしょう」
「新書や教育書ばかりじゃなくて、小説を読むといいよ。」
「新聞を読みなさい。あなた読んでないでしょう」
「哲学書を読むといい。自分の道徳観を見直すことができますよ」
「もっと教育技術を読みなさい。まだまだ足りてないよ」
そして、このセリフの後に付いてくる言葉。
「これが、あなたの力になるから」
こりゃあ、一生、本読めって言われ続けるだろうな
たぶん、きっと僕は、本を読むことが得意ではないのです。よくいえば、苦手。でも嫌いではないのは確かなのです。
どうして苦手と思ってしまうのか、ネガティブになっているのはどうしてなのだろうかと思い返してみました。
まず、自分の思いを伝えている場面を思い出します。
「何言ってるかわからんな。もう一度言って」とよく聞き返されました。
これ小さい頃からよくありました。そうです。言語化するのが苦手、語彙が少ない、言葉を知らない。だから、昔から人と話すのが苦手でした。
もう一つ。いまいち何から読めばいいのか分からないのです。うーん。もう少し詳しく言うと、どの本を読むのかを選択できない。本屋に行っても、選ぼうという気持ちがのらない。なぜ、みなさんは、題名を見るだけで、読みたいと思うのだろうかと。小説は題名を見て読みたいと思うのだろうか。ドラマも映画もそうだ。僕は、書店に並ぶ本の題名を眺めながら、うーんと考え付かず悩んでしまいます。だから、話で聞いたことも、名前も知らない本は手に取らないのです。
こういった理由が挙げましたが、そんな私でも、それなりに読書をしてきました。時々、これ面白そうだなあ、とストックするのです。この習慣をもう取り返したい。なんとなくではなく、意識的に読書を習慣にして、毎日読んでいきたいという気持ちが湧いてきたのです。そこで、自分なりにモチベーションを高める、保ち続けることができる方法を二つ書きだすことにしました。
相手と同じ本を読む
今は、妻と同じ本を読み合い、内容について話し合うことがとても楽しいです。
本を読むと、さまざまな意見の交換ができるようになりました。(この歳でか!)自分が読んだだけでは見えないところに気づいています。もちろんこれは、他の人でも同じです。
家族だけでなく、友人や先輩とこれを読見合って話し合おう、この本読んだことある?と定期的に読書会を開催するようになりました。この場で互いに紹介し合うポイントに違いがあることが、なんと言っても面白い。ああ、これが本を読むことの面白さだなあと思うようになったのです。
紹介された本を読む
人から、おすすめの本を紹介されたときは、(すぐには用意できない時がありますが)必ず読むようにし始めました。最終的には、紹介してくれた相手に、自分の理解したことをお伝えできるとgoodだと思います。
まあ、自分なりに考えをまとめてお伝えすることは、少し努力することですが、価値あることだなと思います。相手の興味関心の場に参加できることって、すごく有難いと思うのです。学びを得ることができますね。
最近は、友人と国語科について、話をしました。国語の醍醐味っていうのは、これまでの説明につながってくるのではと少し考えています。また、今後の投稿でまとめてみます。
それにしても、圧倒的に読書をする時間が足りないです。子どもの時間に戻って勉強をしたいというのは、本当だなあと思うようになりました。
足りないから焦るのではなく、一冊一冊との時間を大切にして、読むことを続けていくことにしていこうと思います。
次回は、『アタッチメントがわかる本』監修・遠藤利彦 から感じたことをまとめてみます。
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