初級|文章をまっすぐに書く

「文章をまっすぐに書く」初級編です。

文章を見たとき、まずは全体の配置が整っていると美しく見えます。
そこから個々の文字へフォーカスしていきます。

私が教える教室では、まず文字の大きさ・字間・行間・中心と、全体の配置を整えることから取り組みます。
その中でも今回は「文章をまっすぐに書く」

「まっすぐに書きましょう」「中心を揃えましょう」
わかりますけど、それができないから困っている。

という方がまず始めに取り組むことです。

1.縦書きは文字の幅、横書きは文字の高さをバランス良く揃える

縦書きは文字の中心を揃えます。
横書きは文字の中心、または下部を揃えます。

と言われても、中心に線がある文字は良いですが、中心がひと目ではわからない文字もあります。
横の中心となると、さらに難しい。

なので、よくわからない人は「中心中心」と考えるのではなく、前に書いた字を見ながら、文字の幅(横書きの場合は高さ)を合わせるように書きましょう。

平仮名やカタカナは漢字よりも小さめ、縦長の字や横長の字もあるので、ぴったり幅(高さ)を合わせると幼い字になってしまいますが、まずはここから。

これ、できない人には結構難しいです。
まっすぐ書くことを目的にしていますが、できるようになると、文字の大きさや傾きなども改善されていたりします。
諦めずに、まずはこれだけひたすら頑張りましょう。

工夫1)罫線を使う
工夫2)書いたあと、中心線や幅(高さ)の線を入れ、どこがどのくらいずれているのか確認する

大体揃えて書けるようになったら、正確に文字の中心を揃えていきます。

また、字を書くことそのものではありませんが、以下の確認もしてみてください。

1.姿勢・目線

書いている文全体が見えるように、用紙と目を離しましょう。

2.用紙の位置

硬筆に関しては、字を書く位置は少し右側にします。
右手で書く場合、右脇の正面あたりで書きます。

体の正面で字を書いてしまうと、自分の手で書いた文字が隠れてしまうそうです。
筆の場合は腕を浮かせて書くので、正面で書いても見えます。
見えないからまっすぐ書けない。
字間が揃わないという悩みも改善されます。

以上、「文章をまっすぐに書く」初級編でした。


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