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毎日書道会(2022年退会)|某毎日系書道団体教育部審査員(2022年退会)|書道師範|筆跡アドバイザーマスター|書の教室主宰|

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毎日書道会(2022年退会)|某毎日系書道団体教育部審査員(2022年退会)|書道師範|筆跡アドバイザーマスター|書の教室主宰|

最近の記事

「ひらがな」「カタカナ」「漢数字」でなめらかな線を身につける

美文字を目指す上で、線がしっかり書けることは大切です。 当教室では始めにウォーミングアップとして「ひらがな」「カタカナ」「漢数字」の中から毎回2~3個ずつ書きます。 日本語の文章のおよそ7割はひらがなだと言われています。 美文字を目指すのであれば、ひらがなはキレイに書けなければいけません。 漢字のように何千個もあるわけではなく、ひらがなカタカナは46個、数字は10個しかないので、マスターしましょう。 また、「ひらがな」「カタカナ」「漢数字」の点画は、漢字の基本点画や

    • キレイな字を書くための3つの要素

      キレイな字を書く為には3つの要素があります。 1. キレイな字を書くための3つの要素(1)  運動としての要素 字を書くには腕や手、指を使います。 (他にも姿勢・目線・体全体なども使います。) 腕や手や指が思うように動かせなければ、思うような線は書けません。 身体を思うように動かすということは、脳との連携も不可欠です。 そして、脳に整った字の正確なイメージがないと、アウトプットもできません。 持ち方や姿勢などを整え、意識して思うような線が引けるように練習することが必要

      • 上級|余白を整える

        字を書く時、点画(線)ばかりに目がいっていまいがちですが、視点を変えてみることも大切です。 線で囲まれた空間(余白)の形を見ます。 その空間(余白)の形を整えるように書くと全体も整ってきます。 線を平行に均等に書いていても、空間(余白)の形が歪だと「なんか変」になります。 点画の微妙な距離(数ミリ、ミリ以下)や微妙な角度で字形は変わります。 線を見ても良くわからないときは、空間(余白)を見てみてください。 文字の中の空間については筆跡心理学でも特徴として多く取り上げら

        • 初級|文章をまっすぐに書く

          「文章をまっすぐに書く」初級編です。 文章を見たとき、まずは全体の配置が整っていると美しく見えます。 そこから個々の文字へフォーカスしていきます。 私が教える教室では、まず文字の大きさ・字間・行間・中心と、全体の配置を整えることから取り組みます。 その中でも今回は「文章をまっすぐに書く」 「まっすぐに書きましょう」「中心を揃えましょう」 わかりますけど、それができないから困っている。 という方がまず始めに取り組むことです。 1.縦書きは文字の幅、横書きは文字の高さを

          基本|ペンの持ち方

          個人的な意見です。 字を書いている人を見ると、つい持ち方を見てしまいます。 最近、すごく目にするのが「親指持ち」 ドラマの中で字を書いているシーンでもよく見ますし、この持ち方の子どもも多い気がします。 学校の先生でもこのような持ち方をしている人が居ます。 こちらが、一般的に言われている「良い持ち方」です。 親指、人差し指でつまむように持ち、中指を添えて3点で支えます。 「良い持ち方」は理にかなっています。 キレイな運筆をするために最適な持ち方なのだと思います。 です

          基本|ペンの持ち方

          初級|ひらがなをマスターする

          日本語の文章で最も使用頻度が高いのがひらがなで、その割合は70%以上と言われています。 なので、美文字を目指す場合、ひらがなは必須です。 整った「ひらがな」書けていますか? 46個しかないのでマスターしましょう! 美文字を目指すとき、迷ったり、続かない方はひらがなをマスターしてください。 教材に迷ったら、小学生の書写の教科書をお勧めします。(字にクセがないです。フリマアプリ等でも購入できます) お手本のなぞり書きやそっくりに模写する練習も良いのですが、必ず頭で考えて理

          初級|ひらがなをマスターする

          はじめに|手書き文字の価値

          ―話すこと ヒトは生まれると同時に産声という声を発します。 その後、喉や声帯を使って色々な音を発しながら少しずつ複雑な音を出せるようになります。1歳~1歳半頃に、何となく意味が通じる言葉(有意味語)になってきます。 ここから2語文、3語文と増えて、言葉の表現が広がっていきます。 ―言葉 言葉とはモノの名称や状態・事象等の目に見えるものから、情報や気持ちなど目に見えないものまで、話すことを通して伝え合うもの ―文字 そして文字とは言葉や情報などを表記するために社会習慣

          はじめに|手書き文字の価値

          初級|おすすめの教材

          キレイな字を書けるようになりたい  方法はたくさんあります。 「ペン字練習帳」「通信講座」「教室へ通う」が一般的でしょうか。 今はネット上を検索すれば、キレイな字を書く人たちが色々なコツや手本などを無料公開してくれてもいます。 どのような方法で取り組むかは、本当に人それぞれです。 自分に合った方法で!ということですが、「自分に合った方法がわからないのよ~」という人も多いのではないでしょうか。 性格(飽きっぽいとか努力できるかとか)、やる気、求めるレベル、どのくらい練習時

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          長年書道を学んでいたにもかかわらず、なぜキレイな字が書けないのか

          「書道〇段だけど硬筆では整った字が書けず、書道経験を隠すようになった」 「お手本があれば上手に書けるけど、手本がないと書けない」 「お稽古をやめたら元の字に戻ってしまった」 という声は意外と良く聞かれ、 「習字は習わせても意味がない」 と言う人さえ居ます 私は8歳から40年以上、書道を学んでいます。 高校生くらいから「書道やってるんだよね。ちょっと書いて」と言われるようになり、全く思うように書けないことに衝撃を受けました。 1. 文字を書くということ文字を書くという

          長年書道を学んでいたにもかかわらず、なぜキレイな字が書けないのか

          筆跡アドバイザー養成講座を受講した理由と思うこと

          私は日本筆跡心理学協会認定の筆跡アドバイザー養成講座を受講し、マスターの称号(プロとしての活動(日本筆跡心理学協会の認定会員としての、有料の筆跡診断、有料の筆跡アドバイス、有料の講演やセミナー、有料の出版、有料の3級~2級までの教育)が可能)をいただきました。 今回、noteの記事を書こうと思い、改めて協会のホームページを見ると「資格」という記述はないということに気づきました。 「称号」!なるほど!「資格」という表現はではないんだ! まあ、それは置いておいて 筆跡診断、

          筆跡アドバイザー養成講座を受講した理由と思うこと

          プロフィール|shosui

          自己紹介shosui(1975年生まれ)2児の母 毎日書道会(2022年度にて退会) 某毎日系書道団体 教育部審査員(2022年度にて退会) 書道師範 筆跡アドバイザーマスター 書の教室主宰 noteを始めた理由キレイな字を目指して 8歳より書道教室へ通い始め、40年以上経ちます。 大きな展覧会にも作品を出品していました。 そして2022年度をもちまして日本書壇を離れることを決めました。 noteを始めたきっかけの一つです。 長年、自分の字に悩んでいました。 読め

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