生牡蠣と日本酒、どうペアリングする?
突然ですが牡蠣(カキ)はお好きですか?
生の牡蠣に合わせるお酒の定番といえば、ブルゴーニュの白ワイン「シャブリ」。程よい酸味が口の中をさっぱりさせてくれ、ミネラルがカキのエキスと合わさって滋味深さも感じさせてくれます。
でもせっかくの日本産の牡蠣なら日本酒を合わせたくなりませんか?
今回は当店オススメの生牡蠣と相性抜群な日本酒をご紹介します。
●富久長 白麹純米酒 海風土 Seafood / 今田酒造本店(広島県)
http://shop-suzukishuhan.com/products/detail1511.html
この日本酒は牡蠣と合わせる事を目的に設計されたお酒です。というのも今田酒造店がある広島県安芸津町は牡蠣の名産地なんです。
このお酒の特徴はレモンの酸味成分であるクエン酸が豊富だということ。主に焼酎作りで使われる「白麹(しろこうじ)」を使って、このクエン酸を生み出しています。
生牡蠣をチュルッと食べて、キリッと冷やした富久長をグイッと吞む。柑橘を想わせる酸味が牡蠣の風味を爽やかに感じさせてくれます。あ~たまらん。
●香取 純米90/ 寺田本家(千葉県)
http://shop-suzukishuhan.com/products/detail3340.html
先程のシーフードはさっぱり系ならばこちらはある意味真逆のこってり系。更に牡蠣のエキスと日本酒のミネラル感のマッチングを楽しみたい方向けのペアリングです。
表記は無いですが生酛造り。
生酛(きもと)というのは、天然の乳酸発酵を取り入れている昔ながらの醸造方法。乳酸菌は発酵の際に乳酸だけでなく、他の副産物(ミネラル)も生み出してくれます。それが味わい深さ、味の厚み(ボディー感)に繋がります。
このお酒を楽しむのにポイントがひとつ!冷やさずに常温で呑んでください。ミネラルが豊富なので冷やすとやや口当たりが硬く感じてしまいます。
牡蠣をモグモグ、香取をチビチビ…。お酒の滋味深い味わいと海のエキスたっぷりの牡蠣の味わいが口の中で溶け合った時は正に至福!いつまでも飲み込みたくない美味しさです。
生牡蠣と日本酒のペアリングを存分に楽しみたい時に是非参考にしてみてください。
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