「THE SECOND」に学ぶ人生遅咲きの原理原則
「THE SECOND」という漫才の賞番組をご存じですか?
リアルタイムで観れなかったのですが、あとで確認すると、とっても感動的で素晴らしい企画番組でした。
番組の企画主旨はこうです。
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「漫才=M1」という賞のイメージが強いのですが、ベテランになってくると条件面で参加できない大会が多く、いくらテレビで人気者で知名度があっても、やはり漫才で頂点を極めたいと思うのは芸人本能というものです。
そこで、もう一回チャレンジして自分の真価を問う姿勢は本当に美しいなと感じたのです。
セカンドチャンスにかけるという主旨と、そこに挑戦する芸人の生き様は、中年の自分と重ねて勝手に共感してしまいました。
自身を振り返ってみると、「そこそこ」「それなりに」成長と実績を積み重ねてきた自負はあります。
ただ、どこか何者かになりえていない焦燥感にかられることも、正直言って年に1度くらいはありますよ。
何かで頂点を極めたこともないし、誰が聞いても分かりやすい突出した実績はないし・・・このままで本当にいいのだろうか。もう人生も折り返し地点を過ぎたし。
今後の人生はどうありたいか。ここから低いテンションでの”じぶん会議”が始まりますが、答えなどありません。
かといって、へこむこともなく、過度にポジティブに空元気を持つこともなく、「今」を大切に積み重ねてく中で自分らしい道が見えてくる。こんな結論のもとに、目線を目の前に戻す繰り返しです。
そうです、結局は、「今」を大切にした日々の積み重ねが、遅咲きかどうかタイミングはともかく鍵を握ってくる。これだけはゆるぎない原理原則だと個人的には思うのです。
そんな中、一つだけ決めていることがあります。
年齢を言い訳にすることだけはやめよう!ということです。
とはいっても、「もう歳をとってしまったし」「今から取り組むべきことなのかな?」と弱気な自分が顔を出してくるときもあるのが現実です。
そこで、セカンドなのかサードなのか、いつからでもチャンスは自分でつくっていけるんだ!と、自分の可能性を狭めないための戒めを定期的に見直すようにしています。
それは、以下の事実です。
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なるほど、今年49歳の僕は、今からだってアディダスくらいのビジネスを起こす可能性は秘めているわけです。スタバレベルの事業展開も。
こうして考えると、本当に年齢なんて関係ないし、何者かにならねばならない・・・という焦りなんてくだらないなと思いますね。
人によって、タイミングというものは違うし、花が開くタイミングも違うからです。
確かに歳を重ねると体力が落ちるし、若い時に比べ、やや気力もダウンします。ただ、逆に視野が広く、ノウハウや人脈もあり、円熟した人間の厚みもあるはず。
こう考えると、いつでもセカンド、サードチャンスなど自分でメイキングが可能という真実だけは忘れたくないですね。
ただし、一つだけ注意していることがあります。
よく、「自分は遅咲きタイプである」と豪語する人をたまに見かけますが・・・
「いや、それは単に実績が出ていないか、努力してこなかった自分を覆い隠すためのセリフなのでは?」と心の中でツッコミ、冷えた目線で見てしまいます。自分はああいうセリフは吐きたくないなと。
もしかしたら、遅咲きって自分で決めつけているだけかもしれないじゃないですか。
結果が出ていないことを、キレイな言葉に逃げているだけかもしれないじゃないですか。(もちろん、結果が出ないことはマイナスなことでも否定されるべきことでもなく単なる事実だけですが)
”遅咲き”という言葉を安易に使いたくありません。
確かに、歳を重ねても実績がなければ、まだこれから遅咲きする可能性はありますよ。
でもね、おそらく遅くても咲く人は、若い頃からの積み重ねがある人だけだと思うのです。
結果として、咲くタイミングが人生の後半に位置するというだけのこと。だから、日々の積み重ねがないのに、咲くことだけを願い、咲いてない今を”自分は遅咲きだから”というセリフに逃げるのは違うと思うのです。
つまり、「人生遅咲きの原理原則」とは、日々の積み重ねをしている人だけが勝ち得るというお話です。
まだまだ人生後半になっても「自分は頑張ればできる!」という人は、何もできず咲くこともないはず。どうせ頑張らないから。
頑張ればできるというなら、今すぐできることはあるはず。今日からでも積み重ねることはあるはずなのです。
面倒くさいと不安の壁を乗り越えて、今すぐ積み重ねをスタートしてみようよ。と、いつも思いますね。
色々と書きましたが・・・
誰かのための投稿ではなく、中年特有の危機感と葛藤の中をブレークスルーするための思考の整理用として自分向けに投稿してみましたよ。(;^_^A
遅咲きのチャンスは、日々の積み重ねの中にある。日々の積み重ねがないのにタイミングは味方してくれない。
人生遅咲きの原理原則とは、これに尽きるのではないでしょうか?
おしまい。
さて、今回の内容は
いかがだったでしょうか?
少しでもお役に立てば幸いです。
それでは、また会いましょう!
著者・思考の整理家® 鈴木 進介
P.S.
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