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中身にはこだわるが、広げることを怠る人たち
究極の結論からお話します。
世の中は広げることが10割!
なんの話?って感じですよね。
またまた、ベタなビジネス書のタイトル風で目をひこうと考えやがって!
と、まぁまぁ、そう怒らずに少しだけお付き合いください。(^^♪
今日の投稿は、タイトルにも書いた通り、「中身にはこだわるのに、それを広める努力を怠る人があまりにも多い!」と思う今日この頃についてのボヤキです。(;^_^A
僕は企業コンサルタントやアドバイザーとして、よく様々な新規事業および商品開発のプロジェクトに携わることがあります。
新たなものを生み出す現場ですから、みな商品やサービス内容の質を上げるべく心血を注がれています。
でもね、意外にも「売り」のことを軽視しているケースが多いものなんです。
「良い商品さえ作れば売れるはずだ」という固定観念が抜けずに、「売る」のではなく「売れる」ことを期待して商品づくりに専念するんですね。
いや~、今どき良い商品だから、質が高いからというだけでお客様は本当に買ってくれるでしょうか?
もちろん、頭の中では「良い商品を作るだけではダメだ」「広める方法も併せて考えておく必要がある」と分かっておられますし、口々に言われます。
でもね、ふたを開けてみると、売りの部分がまったく想定されていないのです。もしくは、売ることに関して意識が持てていないようなのです。
もちろん、大企業であれば売りの部分はマーケティングや営業部隊が考えること!と、分業化されていることでしょう。
仮にそうであっても、どう売っていくか(広めていくか)ということまで、営業系の部隊を巻き込んではじめから一緒に設計していかなければ、片輪走行での展開に陥ってしまうんですよね。
「良い商品をつくる」×「売って広める」
超単純化すれば、この2つの要素による両輪走行の図式になります。
一方が欠落してしまっていては、良い商品も決して広まることはないのです。
それでいて、ライバル企業の出した自社より劣る商品が売れると、ものすごい文句の嵐。「うちの方が良い商品のはずだ!」「あそこは質が低いから、時期に顧客が離れていくだろう」「たまたま運が良かったはずだ!」と。
半分嫉妬が入っていると思いますけどね。
一般論としては、確かに質が高い商品の方が良いことでしょう。ただ、その質の高さとは誰が決めるのでしょうか?
最終的には、顧客が判断することです。
だから、ライバル企業よりも質が高いかどうかなんて、必ずしも実売には関係がないわけです。
中身にこだわる姿勢は大事ですが、中身以上にそれを認知してもらい、買いたいといってもらえるだけの広げる努力と工夫なくして、中身の価値は陽の目を見ることはありません。
これは、何も新規事業や新商品に限った話ではありませんよ。
僕も片足を突っ込む出版業界(著者の業界)も同じです。
価値がある情報を、素晴らしい文章力で執筆したとしましょう。でも、それだけでは本が売れていきません。
出版社や書店側も最大限のPRを行いますが、著者側でもできる範囲で広げていくための努力と工夫は必要になるわけです。
いくら神社へ必勝祈願しに行ったところで、売れないわけです。
また、社内でプレゼンの機会があるからと万全の準備を行う場面をよく見かけます。
ただね、いかに良い提案内容であろうと、素晴らしい資料をつくろうと、どう伝えるか、どう広めていくかの努力と工夫がないとやっぱり中身の価値は伝わらないものです。
何を今さら・・・そんなことくらい知ってるし!
と、あなたの頭の中では突っ込んでいるでしょうね。
では、本当に「広げること」をやっているでしょうか?
クライアントを見ていると、9割以上の人が手薄になっています。
厳密にいうと、「広げること・売ること」からやや”逃げ腰”です。
なぜなら、「つくること」と比べ「広げること」は自分が傷つくリスクが高いからです。
「つくること」は、極論するとイメージする目標レベルまで極みを目指して登っていけばいいだけです。
ところが、「広げること」「売ること」は断られたり、否定されたりと、マイナスの反応をたくさん浴びることがあります。
そのため、傷つき途中で心が折れてしまうのです。このストレスにさいなまれるくらいなら、「つくること」に専念しよう!と思っているうちに、「広げる」ことから逃げてしまうのです。
ちょこっとだけやって、うまくいかなければすぐに諦めてしまう。
でもね、どれだけしんどくても、自分が信じた世界観や心血注いでつくったら、事業であれ何かのモノであれ、はたまたプレゼン内容であれ、我が子と同じなのですから、”親バカ”になって広めずしてどうするのでしょう。
どれだけ良い商品も、どれだけ良いコンテンツも、成立させるためには忍耐強く世の中に広める努力と工夫が必要なのです。
自分の想いに拡声器を持たせ、大声で世界に向かって広めよう!
というわけで、最近、片輪走行になり気味だった自分に向けて檄文を書いてみました。
おしまい。
さて、今回の内容は
いかがだったでしょうか?
少しでもお役に立てば幸いです。
それでは、また会いましょう!
著者・思考の整理家® 鈴木 進介
P.S.
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