定番商品を作ることこそがビジネスである!
突然ですが、あなたはアイスキャンディーのガリガリ君は好きですか?食べるとすれば何味を選びますか?
外身はアイスキャンディー、中身はかき氷という絶妙な組み合わせで、赤城乳業さんのベストセラー定番商品ですよね。
ガリガリ君は、これまで150種類以上のフレーバーを発売しており、どのコンビニやスーパーに行ってもあります!また、一昨年には誕生から40周年を迎えたロングセラー商品でもあります。
個人的に過去一番インパクトがあった味は、”コーンポタージュ味”でしたが・・・
結局、僕は色々と試すのですが、いつも定番のソーダ味に舞い戻ってきます。
でもね、定番に戻るときの心理は少し複雑なのです。色々とフレーバーを楽しめるけど、結局、定番商品に戻り、そちらばかりを買ってしまう。。。
新商品の売上には貢献できずじまいなので、少し赤城乳業さんのユニークなフレーバー新商品がもったいないかなぁと。
そこで毎回気づくことがあります。
逆に言えばユニークな新商品が仮に売れなくても、ずっと売れ続けて愛される定番商品があるって、やっぱり最強だなぁと。
たとえば、日清食品のカップヌードルはどうでしょうか?何味が好きですか?
僕はシーフード味やトマトチリ、シンガポールラクサも好きなのですが、半数以上の確率でいちばんの定番品を買っています。
ガリガリ君と同じで、いろいろな味に手を出すものの、定番品に戻ってくるのです。
今度は、ポテトチップスはいかがでしょうか?カルビー製にしろ、湖池屋製にしろ、結局、定番の塩味に戻ってきます。
このように、各社どのジャンルでも「あの会社といえば、あの商品」とすぐに思い出せるくらいの”定番商品”があり、会社の屋台骨を長年支え続けています。
思い返せば、自分も今、講師業を中心に仕事をしていますが、以前は「大企業の社内ベンチャーに特化した新規事業開発」のコンサルタントを行っていました。
その際に、6か月間で新規事業を生み出すワークショッププログラム”侍”という商品を販売していたのですが、これが定番商品となって、数年間はほぼこの商品だけが売れるということがありました。(※現在は発売終息)
また、講師業に特化してからは本も書くようになりましたが、いまだに『1分で頭の中を片付ける技術』という本で僕を認知してくれることが多く(2011年発売の本なのに)、ある種の定番になっています。
存在がガリガリ君やカップヌードルと比較してしまうと小さすぎますが、それでも定番の意味や威力をしっかりと肌身をもって経験することができたのです。
こうして、振り返ると、いかに定番商品を持つかで、ビジネスの認知度アップ、収益貢献が決まると思います。
色々と手掛けていくのも一つの方法ですが、それでも幹になる商品がないとなかなか存在がクローズアップされないという現実もあるのではないでしょうか?
結局、離れがたい定番商品を持っているとビジネスは最強!という当たり前すぎる結論になりますね。
あなたの手掛けるビジネスは、定番になっていますか?離れがたい何かがありますか?どのように定番にすればいいのでしょう?
ガリガリ君、カップヌードル、ポテトチップスのような食品類に限らず、あらゆる産業で定番商品が存在しますので、その研究を行うことはビジネスを強化する上で大切かもしれませんよ。
ガリガリ君を食べながら記。(;^_^A
おしまい。
さて、今回の内容は
いかがだったでしょうか?
少しでもお役に立てば幸いです。
それでは、また会いましょう!
著者・思考の整理家® 鈴木 進介
P.S.
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