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Vol.43 なぜタンスに小指をぶつけたことを誰かのせいにしたくなるのか? 〜犯人探し本能〜

皆様、今日もお立ち寄りいただきありがとうございます😊

突然ですが、こういった経験はありませんか?

足の小指をタンスにぶつけた時に、
こんなところにタンスを置いたのは誰よ!
と思ってしまうこと。


はい、今朝の私です😅
しかも、タンス置いたのも私です😓


何か悪いことが起きると、咄嗟に「誰かのせい」や「何かのせい」にしたがることってありますよね...

しかも、多くの問題は(一時的に気持ちはスッキリするかもしれませんが)、それだけでは解決に至らず同じ過ちを繰り返します...


これを「犯人探し本能」と呼びますが、今朝の私を反面教師に、今日はそのことについて書いていこうと思います!

●犯人探し本能 〜なぜタンスに小指をぶつけたことを誰かのせいにしたくなるのか?〜

犯人探し本能とは、何か悪いことが起きた時に、その原因を咄嗟の思い付きで見つけようとする傾向のことを言います。

先ほどのタンスの例ではありませんが、悪いことが起こると、その原因を単純明快な理由に求めてしまうことがまさにそれです。

なお、以下の書籍を参考にしております(最下部にリンクを貼っております♪)

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なぜ、「犯人探し本能」は発動してしまうのでしょうか?

犯人探し本能の弊害や、対処法についても記してまいります。

●なぜ、犯人探し本能が発動する?

なぜ犯人探し本能は起きてしまうのでしょうか?理由としては大きく次の3つが考えられます。

・そもそも人は、悪いことが起こった時ほど理由を必要としてしまうから(悪いことが起きた時ほど「なぜそうなったのか」を問いがち)

・ただし、「自分は悪くないと思いたい」、もしくは「自分が悪いと思えない」から(自己防衛が働く)

・そのため、咄嗟に思い付く身近な人や、手近なモノを理由として考えてしまうから


失敗、ミス、悪いことなどといったネガティブな事象の原因を、自分以外に求めてしまう傾向があります。
(それを自己奉仕バイアスともよびます。)

自己奉仕バイアスについて書かせていただいた以前のnoteもぜひご参考までに♪
成功は誰のお陰?失敗は誰のせい?
https://note.com/yujis_yryrip/n/ne8f54b112124


子どもの頃、先生に怒られた時、

・これは、あいつがやったんです!

・俺じゃないです!あいつです!

みたいなやり取りがあったなーと思い出します。それで何かが解決したかと言われたら、そんな記憶もありませんが... 笑

さて、
・なぜ解決に至らないのでしょうか?
・どうすれば解決に至るのでしょうか?

犯人探し本能の弊害とその対処法について見ていきます。

●犯人探し本能の弊害と、犯人探し本能への対処法は?

犯人探し本能の最大の弊害は、犯人を探したところでほとんどの場合、問題解決には至らないといった点です。

詳しく見ていきます。

まず始めに、誰かのせいにしようとした瞬間、「その誰かが悪い理由の収集」に走るため、そればかりに目がいき、他の理由を探せなくなります。

その結果、学びが止まるし、正しい原因を突き詰めようとしなくなります。

それによって、問題解決から遠ざかり、また同じ失敗をすることになります。

・誰かが悪いと責める
→複雑な事実から目を逸らしそれで満足してしまう
→正しい解決策に力を注ごうしない

これが犯人探し本能の弊害です。

私も書きながら、タンスに小指をぶつけた正しい原因を探さねば...とドキッとしております( ̄▽ ̄;)

では、どうすれば犯人探し本能から、ほんの少しでも抜け出せることができるのでしょうか?

大切なことは次の3つです。

自身の気持ちを認知すること
「嫌だなって思っているな」、「不快な想いが湧いてるな」と、自身のネガティブな感情を認知しようとすると、冷静に原因を探ろうとすることができます。

咄嗟の思いつき以外の原因を探ること
咄嗟に原因を決め付けるのではなく、何が良くなかったのか(what, where)、それはなぜか(why)を探ると、より真っ当な原因が見つかるかもしれません。
大抵は自身に原因があると思いますが...😅

「何かできることはないか」を考えること
原因が分かったら、「同じ過ちを繰り返さないためには?」と解決策を考えると、具体的な解決策に辿り着くかもしれません。

●さいごに

誰かや何かのせいにしたい気持ちは痛いほど分かります...
ただ、問題はずっと複雑です。

犯人を探したところで問題は解決しませんし、咄嗟に思い付いた原因は、自分の思い込みにかなり左右されています。

思い付いたことに飛び付いたり、ましてや誰かを叩いたりすることなく、正しく問題を見つめて、原因を探っていきたいなと思います。

今日もお立ち寄りいただきありがとうございます😊

参考文献:『ファクトフルネス

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