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疲れた大人でも『アイカツ!』1期50話を完走できた理由

4月の頭からアニメ『アイカツ!』を見始めて、ようやく昨日1期全50話を鑑賞し終えました。
「このエピソードが良かった」「この曲が好き」という話もしたいのですが、正直まだ胸がいっぱいで具体的な感想が出てこない感じです。
そこで、約1か月で50話もある『アイカツ!』を見終えることができたという点に着目してみたいと思います。
ここ最近は1クール13話すら追うことができなくなっていたわたしを最後まで惹きつけた『アイカツ!』のポイント、そして限られた時間の中でいかにして鑑賞時間を確保したのかをお話していきたいと思います。

まず『アイカツ!』はノンストレスアニメであるということを唱えたいと思います。
鑑賞する上で負荷がかからない作品なのです。
それについては、いくつかのポイントがあると思います。

・評価が確定している
そもそもこの作品を観るにあたって、『アイカツ!』が12年前の作品であり、すでに高評価の作品だという太鼓判を押されている事はかなりの後押しになりました。
たとえば(特に原作のない)新作アニメを観るのはそもそも面白い作品なのかも分からない、また自分に合う作品なのかどうかが分からない、ある意味ハイリスク・ハイリターンな行為であるともいえます。
『アイカツ!』は面白い作品であることは分かっていたので、問題は自分に合うかどうかです。
そのため『アイカツ!』公式YouTubeチャンネルがあったので、そこで公開されている1話を観てノリが自分に合うと確信してからバンダイチャンネルで続きを見始めました。
つまり「これは自分に合う面白い作品なのだ」という良いイメージを持って『アイカツ!』鑑賞に臨んだわけです。

・子供向けのアニメである
『アイカツ!』はメインターゲットが子供向けのアニメ、小学校低学年くらいの女子を対象としたいわゆる「女児アニメ」と呼ばれる作品のひとつです。
絵柄もポップでカラフルな可愛らしいものであり、ストーリーラインも分かりやすく、キャラクターも善良な人間ばかりの非常に平和な世界観になっています。
大人が子供たちに向けて全力で作った夢と希望に満ちた作品ですから、現実の苦しみやままならさはほぼ排除され、観ているとひたすら元気がもらえる内容となっていました。


・スポ根である
主人公たちが壁にぶつかることもありますが、大抵の事はガッツで乗り越えていく「スポ根」的な展開が多く、アイドルアニメなのですが、なにかあるとひたすら走り込みをしたり筋トレをして解決していきます。
ダンスや歌のレッスンシーンも当然ありますが、ジョギングをしている場面の方が印象的で、そしてこれはシンプルに「努力している」という印象が伝わってきやすい演出でもあります。


・お約束の展開にホッとできる
『アイカツ!』ではどの回でも必ずライブステージが登場します。
大抵はラストに出てくるのですが、「アイカツシステム」という機械に衣装のカードをセットして装置をくぐり抜けて着替えをし、一曲披露するという展開になっています。
ここは「今日はどの衣装を着るのかな」「なんの曲を歌うのかな」とワクワクできるシーンでもあります。
また、大抵ハッピーエンドになるので、たとえばなにかのオーディションに参加するというストーリーの場合、ライブステージで全力を出し終えて無事合格をつかむ、という流れが多くみられます。
どの回も「良かったね~」という温かい気持ちで見終えることができるのです。


・集中して観る時間が少なめ
自分はバンダイチャンネルというサブスクに加入して観ていたのですが、1話は約25分になっています。
このうちOPとEDがそれぞれ約2分ずつあり、ED後のミニコーナー「アイカツ格言」と次回予告で約30秒。
さらに本編中のライブステージで歌う曲も2分、衣装チェンジの演出も人数によって違いますが2人で歌う回では約1分10秒かかっていました。
つまりストーリー以外のパートが約7分あるため、実質集中して物語を観るシーンは18分ほどということになります。
このところ30分アニメを視聴するのが負担になっていた自分には、この構成は非常にありがたいものでした。
もちろん人によっては衣装チェンジやライブステージを集中して観ているかもしれませんが、自分にとってはこのパートはリラックスして観られるごほうびシーンという位置づけでした。


では次はどうやって全50話、約20時間の視聴時間を確保したのかを話していきたいと思います。

・1か月で見終えるという目標
まず、先述したようにわたしはバンダイチャンネルというサブスクで『アイカツ!』を観ました。
このサービスは最初の1か月は無料でお試しできるため、その期間中に見終えることを目標としました。
普通に払っても月額1,100円なのでそこまで高額というわけではありませんが、期限を定めることによって視聴のモチベーションを保てるのではないかと思ったからです。
最近1クール13話のアニメですら途中離脱してしまう自分にとって全50話はかなりの長丁場になので、始めは正直無理かもしれないという考えも頭をかすめました。
しかしその1クール分の13話まで来た時点で、まだまだ話は始まったばかりという感じでもあり、自分の観る意欲も十分に残っていました。
普通のアニメなら完結している長さですが、決して話を引き延ばしているという印象もなく、丁寧にエピソードが描かれ、先が気になる展開の連続でした。

・視聴時間の確保
何かを新しく始めるには、そのための時間を確保する必要があります。
わたしは夕食後、普段ならインターネットをのんびり眺めるリラックスタイムを『アイカツ!』視聴時間に充てました。
夕食を食べる→『アイカツ!』を観る
ということを習慣づけていったわけです。
人間が新しいことを習慣づけるためには2週間が必要という説がありますが、順調に続けていった結果約3週間で全50話を見終えることができました。
1か月(30日)で50話を観るには1日2エピソードずつ観ていけばいいという計算になります。
ですが正直そこまでの集中力はなかったため1日に1話ずつ観て、休日に何話かまとめて観るという視聴スタイルをとっていました。
前半は1話完結のエピソードが多かったですが、中盤以降のトライスターメンバー選抜オーディション~ソレイユ結成あたりの流れはかなり続き物になっていて、目が離せない展開だったため一気見しました。


というわけでかなり計画的に『アイカツ!』全50話を見終えたわけですが、決して義務感で観ていたわけでなく、正直かなりの熱を込めて視聴していました。
ちなみにお気に入りのキャラクターはユリカ様で、一番好きな曲は『Trap of love』なのですが、そういった細々した感想はまたどこか別の機会で語りたいと思います。


1期50話で話にいったん区切りはついたものの、2ndシーズンの51話にそのまま話は続いているようで、いちごたちの活躍はまだ終わらないようです。
もちろん気にはなりますが、バンダイチャンネルの無料期間がそろそろ終わってしまいますし、一気に50話を観るというのは1か月だからできたことでもあると思います。
それに今はまだ視聴した50話を反芻して思い出に浸っているので、続きを観るにしても少し間を空けてからになりそうです。


この1か月は『アイカツ!』のおかげで楽しい時間を過ごせました。
ライブシーンで繰り返し登場する曲はすっかり覚えてしまって、歌が頭の中を1日中流れているなんてこともありました。
始めはただの中学生だったいちごたちがアイドルとして成長していくサクセスストーリーはただただ見ていて楽しく、励まされるものでした。
『アイカツ!』にありがとうと言いたいですし、12年も前の作品でしたが観てよかったなと思いました。


この辺りで今回の記事は終わりにしたいと思います。
ここまで読んでいただいてありがとうございました!


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