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私が占い師になったワケ(闘病記⑯帯状疱疹からの口唇ヘルペス再発 28歳)

2006年1月30日。

昨晩から右胸の横あたりに赤く腫れあがった水泡が現れた。

触れてみるとチクチクして痛い。

そして急に痒くなった。

タミフルの副作用だろうか。

当時の日記にはこのときタミフルを服用していたことが書かれているので、おそらくインフルエンザに感染し、免疫力が落ちていたのだろう。

とりあえず市販薬では痒みと痛みが治まらなかったので、次の日に皮膚科を受診し、「帯状疱疹ですよ」と告げられてことが書かれていた。

この時に処方された薬はバルトレックス(500mg)とコンベック軟膏だった。

当時の私はまだ「帯状疱疹」と言う言葉さえ知らなかったので、今ままで右足の骨が融けるなど、ありとあらゆる痛みを体験してきたが、帯状疱疹の痛みは本当に尋常じゃない。

これは1度、患った人にしかわからない痛みだと思う。

皮膚科が開くまでの時間は本当に時刻だった。

このまま死ぬのでは?!と思ったほどだ。

2006年1月31日。

数日前に高熱を出してからと言うもの(手帳を見るとインフルエンザの検査は陰性だったと書かれている)、帯状疱疹になり、タミフルはいつもかかっている大きな病院で処方されたものの、その後、酷い咳に襲われ、いてもたったもいられなくなったので、近所の小さな病院へ行った。

以前にも口唇ヘルペスを始めとし、入院したこともあるクリニックだったが、この日。

はじめて私を担当する医師は開口一番。

「初めてですか?」と聞いて来た。

中学生の頃からずっと通っていることを伝えると、どうにもこうにも今。カルテの整理をしているらしく、私のカルテは新しいものになっていた。

今ならばどこの病院へ行っても電子カルテが主流となっているが、古い紙カルテは、もしかすると処分してしまったのかもしれない。

仕方がないので、インフルエンザのような高熱が出てからと言うもの、帯状疱疹になり、タミフルは飲み切ってしまったので、咳止めだけ処方して欲しいことを伝えると、そのとき対応した医師は一言。

「大きな病院を受診しているのであれば、今度からはそっちの病院へ行ってくれないかな。いくら風邪をひいたからと言って、ここへ来られたって困るんだよね。いろいろな薬も飲んでいるみたいだし。僕が主治医に怒られちゃうかもしれないよ。咳止めのアスベリンだけならば処方できるけど」と言った。

確かに私は大きな病院の膠原病科には通っているが、主治医は東京の大学病院から週に1度しか地方の病院には来ないので、それを待っていたのではいつになっても咳をとめることができないと思ったから、近所のクリニック(内科)を受診したのだが。

風邪くらいであれば近くの病院へ、と判断した私が悪かったのだろうか。

次に風邪をひいた際、このことを大きな病院へ伝えると「そんなに酷いことを言われたの。医者なのにね。」と言って、大きな病院の当日担当の医師は「風邪くらいでもうちの病院へ来ても良いよ」と言ってくれた。

でも風邪くらいで大きな病院でお世話になるのも申し訳ないので「風邪をひいたときにすぐに飲めるような薬はありますか」と聞いたら解熱鎮痛剤は足の痛みを和らげるため処方されているので、「葛根湯ならば処方できるよ」と言われ漢方を常備薬として処方してくれた。

ちなみに口唇ヘルペスとの付き合いは長く、確か生まれて初めてできたのは、高校生の頃だったのだが、歳を重ねるたびに免疫を抑制していると言うこともあり、最近では1年に3回くらい、気が付くと口唇ヘルペスができてしまうのだが。

このことを大きな病院の皮膚科医に相談をすると、何年か前からか口唇ヘルペスになりやすい人は、口唇ヘルペスになる前から薬を処方できるようになったそうで、口唇ヘルペスになりそうな予兆があったら、ファムビルという薬を一気に4錠飲んで良いそうだ。

そして12時間が経ったら、また4錠服用し、病気を叩くシステムらしい。

そのため、最近は医療の在り方も進化しているようで助かっている。

骨粗鬆症の薬(フォサマック)も毎日飲まなくても週に1度の服用に変化しているし、リウマトレックスができるまではアザルフィジンを毎日飲まなければならなかったのが、リウマトレックスができてからは週に1度の服用で済むようになり、本当に助かっている。

もちろん20代の頃からずっとステロイド(プレドニゾロン)を飲んだり、打ったりしている私は、普通の人よりも骨がもろいので、このまま低下していくようであれば、年に1度、もしくは半年に1度、病院で骨粗鬆症の注射を打たなければならないそうだ。


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